蝋引き紐(ロウビキ紐)と天然石を使った、簡単に作れる「2連タイプ」のマクラメブレスレットの作り方をご紹介します。
2連というのは、1列だけに天然石が並んでいるのではなく、上下2列に並んでいるデザインのようなものをいいます。
今回ご紹介するマクラメブレスレットのデザインは2連が「花」のように見える、お洒落なつくりとなっています。
ブレスレットを作るのに必要な材料
まずは蝋引き紐(ロウビキ紐)を用意しましょう。
蝋引き紐とはどんな編み紐か詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。 ⇒ マクラメ編みに使う「蝋引き(ロウビキ)紐」を絶対的にオススメする3つの理由と特徴
蝋引き紐は1メートル単位などでも販売されていますが、マクラメアクセサリーを作るのであれば画像のような数百メートル巻きの「ロールタイプ」がオススメです。
編みこむのに結構な長さが必要な場合がほとんどで、ロールタイプでも数百円で買えるものがあるので絶対にお徳です!
このデザインのブレスレットを作るには、70cmを2本、40cmを1本の計3本の蝋引き紐を用意してください。
ちなみにここで使用している蝋引き紐の太さは1.0mmのものです。
続いて使用する天然石のご紹介です。
ここで用意したのは「ボタンカット水晶6×3mm」、「オブシディアンオパール6mm」、「水晶6mm」、「プレナイト8mm」、「ローズクォーツ8mm」です。
多くの種類を用意していますが、基本的には8mmビーズが12個、6mmビーズが14個、ボタン状6×3mmビーズが4個(これは6mm丸ビーズで代用しても構いません)あれがOKです。
これらの天然石(オブシディアンオパールは人工ガラス石)はどれもお手ごろ価格で手に入るものばかりを使用しております。
せっかくだから色んなカラーのものを使ってみたいですよね!?
参考記事
水晶(クリスタル)についての詳しい記事はこちらをご覧ください。 ⇒ クリスタル(水晶)|パワーストーン・天然石の意味辞典
オブシディアンオパールについての詳しい記事はこちらをご覧ください。 ⇒ オブシディアンオパール|パワーストーン・天然石の意味辞典
プレナイトについての詳しい記事はこちらをご覧ください。 ⇒ プレナイト|パワーストーン・天然石の意味辞典
ローズクォーツについての詳しい記事はこちらをご覧ください。 ⇒ ローズクォーツ|パワーストーン・天然石の意味辞典
「花」2連マクラメブレスレット作成開始!まずは本体部分から
まずは蝋引き紐70cmを2本使います。
これを上15cmほど残したところで2本ともセロハンテープで止めてください。
重たいものを上に置いて紐を動かなく固定するのもいいでしょう。
最初に「つゆ結び」を2回します。
つゆ結びの結び方についてはコチラをご参考にしてください。 ⇒ 綺麗めマクラメ(編み込み)アクセサリー作成に大活躍の「つゆ結び」の編み方
つゆ結びを2回したら、ボタンカット水晶6×3mmを取り付け(紐2本とも通す)、取り付けたらまたつゆ結びを2回します。
そうすると画像のようになりますね。
次に天然石を取り付けていきます。
左の紐に8mm⇒6mmの順で付け、右の紐には6mm⇒8mmの順で付けて行きます。
計4個の天然石をつけ終わったらそこでまた「つゆ結び」を2回します。
つゆ結びが終わったら、さっきと同じように左の紐に8mm⇒6mm、右の紐に6mm⇒8mmの順で天然石を取り付けていきます。
天然石4つつけ終わったら「つゆ結び」を2回します。
取り付けた天然石4個の部分が”花びら”のように見えてきませんか!?
そしてここで、最初と同じようにボタンカット水晶6×3mmを取り付け「つゆ結び」を2回します。
あとは上記の動作を2回繰り返すだけです。
天然石は左の紐に8mm⇒6mm、右の紐に6mm⇒8mmの順で通していくというのは変わりません。
ここで使用するビーズの種類に関してはお好みで取り付けていくといいでしょう。
全体的にカラーをバランスよく揃えたり、全てのビーズに他カラーを使ってみるなんてのも面白そうですよね。
合計6個の「花びら」ができたら本体部分はもう完成です!
編む回数が本当に少ないので、初めての方でも簡単にここまで作れるはずです。
最後も最初と同じようにボタンカット水晶6×3mmをつけて「つゆ結び」でしっかりと結びましょう!
実は、ここまで「つゆ結び」22回しか編んでいないというのに気づきましたか?(笑
編む回数が圧倒的に少なくても、ここまでお洒落なブレスレットが作れるのがマクラメアクセサリーのいいところですね!
留め具部分の作成
ここからは「留め具部分」の作成に入っていきます。
このブレスレットでは、長さを自由に調節できる「スライド式」を取り付けていきます。
この留め具部分に残りの蝋引き紐40cm×1本を使用していきます。
残った天然石の水晶6mm×4個もここで使用します。
最初に蝋引き紐の中心をひと結びで輪を作ります。
そしてその輪の中に、本体部分の両端の紐を画像のように通して縛り付けます。
あまりきつく縛りすぎるとスライドが固くなってしまうので、ここではあまりきつくしないようにしましょう。
スライド式留め部の作成方法は他ページでも詳しく書いていますのでご参考にしてください。 ⇒ 腕周りサイズ調整が自由自在!マクラメ「スライド式留め部分」の作り方
そして、縛り付けた40cm編み紐で本体の紐を「平結び」で編んでいきます。
平結びの編み方についてはコチラをご覧ください。 ⇒ マクラメ(編み込み)アクセサリーの基本「平結び(むかで結び)」の結び方をマスターしよう!
少し編み進めたらスムーズにスライドするか確かめて見ましょう。
ここで平結びをきつく縛りすぎるとスライドがしにくくなってしまうので、そこまできつく締め付けなくても大丈夫です。
めいっぱい閉めたところが最小サイズになります。
スライド式は自由に大きさを変えれるので、この最小サイズは自分の手首に超ぴったりサイズか、少し小さめがいいです。
そのくらいのサイズまで達したところまで平結びで編みこんでいきます。
最小サイズが既に自分の手首より大きすぎたら、サイズを大きくすることはできますが、小さくすることはできないので注意が必要なのです。
ちょうどいいところまで平結びで編んだら、余った編み紐を処理します。
蝋引き紐は「熱」でとかして処理できるので大抵はライターを用いることが多いです。
ライター以外にも「はんだごて」があれば蝋引き紐を簡単綺麗に処理できますので、取り扱いには十分な注意が必要ですが持っていれば大変便利なアイテムです。
はんだごてを使った紐の処理法についてはコチラをご覧ください。 ⇒ 蝋引き(ロウビキ)紐の端末処理はライターより「はんだごて」が断然簡単で綺麗に仕上がる
紐の処理をしたらこんな感じ!
マクラメ紐は熱でとかして、そのとけた部分が再度固まって接着剤の役割を果たしてくれます。
ですので、終わり部分に結び目が一切無くスッキリとした出来栄えになるんです。
次にブレスレットを手が通る広さまで広げます。
そして、4本の編み紐にそれぞれ水晶6mmを取り付けていきます。
ちなみにここの位置が最大幅となります。
水晶を取り付けることで、スライドさせて広げてもこの水晶で引っかかりもう抜ける心配が無いという訳です。
余った編み紐の部分を切り落とし。。。
これで花のような2連マクラメブレスレットの完成です!
難易度で言うと、本体=1、スライド式留め部分=9といったとこでしょうか。
ただ一度挑戦して作ってしまえば、他の様々なマクラメアクセサリーに応用できるので、ぜひスライド式留め部分にもチャレンジしてみてくださいね!
このブレスレットは一番重要な本体部分をサクっと作れてしまうのがいい点です。
ちょっとお洒落なブレスレットが欲しいという方は是非ご参考にしてみてください。