印鑑(ハンコ)の認め印の「色」は朱色(赤)以外は認められないのか?朱色が一般的な理由とは


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重要書類などには必ずおさなくてはいけない「印鑑」。

あらゆる場面で必要となるモノで、生きていくうえで必要不可欠なアイテムなので、印鑑を1個も持っていないって人はいないですよね。

 

印鑑は、別に朱肉が必要ですね。

朱肉とは、印をおすときに付ける朱色(赤っぽい又はオレンジっぽい)のやつで、容器にはいっていて印が必要な場所ではどこにでも置いてあるアレですね。

 

そういえば、印鑑の印の「色」は朱色が一般的ですが、他の色で押印するするのは認められているのか疑問に思ったことはないですか。

例えば、朱色以外に黒が普及していますが、重要書類に印をするときに黒色の印で提出した場合、それは受理されるのか気になります。

印の「色」は特に指定がない場合は「何色でも」大丈夫!

印鑑の「色」は、法律的には特に定められていないため、何色でもOKということになっています。

考えてみると、重要書類をFAXで送るときって原本には朱色で印鑑をおしますが、相手先に送信するときはカラー指定しない限り黒色になっていますよね。

カラーで送って下さいと指定されているというのも見たことがないです。

つまり、このことからも朱色以外の色でも重要書類が受理されるということが分かります。

 

普段見る色って朱色と黒の2カラーが一般的ですが、あまり使わないですが色んなカラーが存在します。

ネットで検索すれば、すぐ見つかりますし、購入もできます(使うかは別として・・・

 

以前にテレビのクイズ番組で、「認め印は朱色だけか?」というものがあって、正解VTRで銀行に金色の印をおして提出しても問題なく受理されていました。

さらには、虹色(レインボー)の印でも提出したところ、それも問題なく銀行口座を開設できてしまうんです。

つまり、印鑑は特に指定がない限り何色でもOKということなんです。

 

なぜ朱色が一般的なのか?

色んなカラーがあるからといって、目の前にずらっと多くの色が並べられても、やっぱり朱肉(朱色)に手が伸びてしまいそうなくらい、印鑑=朱色が一般的です。

そもそも朱肉とは、中国が起源だとされています。

最初は泥を用いていたと伝えられています。

 

日本では鎌倉時代から朱肉が広まったとされ、このときの素材が自然界に存在する辰砂といって、硫化水素からできているものでした。

そのときの色が現在広まっている色に近い赤っぽいものだったのでしょう。

なんと、朱肉はもともとは自然界にある素材そのものの色で、今もその名残が残っているのかもしれません。

また、朱色(朱肉)には神聖なものとして扱われ、魔除けの効果があると信じられ、この色を用いていたともいわれています。

 


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