秋が旬の魚といえば「秋刀魚(さんま)」があまりにも有名ですね。
サンマ漁は7月~11月まで解禁され、獲れたての固体は「新さんま」というネーミングでスーパーなどに並んでいるのをよく見かけると思います。
サンマは秋が旬の魚ですが、スーパーに買い物によく出かける人なら分かると思いますが、ほぼ一年中置いてある魚でもあるんですよね。
ただし、旬以外の季節のものは「冷凍さんま」又は「さんま」のみの表記となっています。
そもそも新さんまって何なのか疑問に思ったことは無いでしょうか?
ここでは「新さんま」と普通の「さんま」の違いについて触れていこうと思います。
旬の味を楽しむなら「新さんま」で決まり!
サンマといえば塩焼きが有名で、魚は苦手だけどサンマの塩焼きは好きだ!という方もいるくらいメジャーな食べ方ですよね。
外で七輪で焼くといい香りがして、本当に美味しいサンマの塩焼きが楽しめます。
「新さんま」と普通の「さんま(冷凍)」の違い
旬の季節には「新さんま」が出回りますが、この新さんまとは旬の季節に水揚げされたものを呼びます。
そしてその時に大漁に獲れて残ったものは冷凍保存し、販売分だけ解凍して売り出されます。
これが「冷凍さんま」や「さんま」として出回るものです。
新さんまと冷凍されたものでは、味にかなりの差があるので、旬の季節は「新さんま」を存分に楽しみましょう!
新さんまの気になる価格とは?
サンマは北海道の東側の海から三陸沖のほうへと南下していきます。
より北の海にいるサンマのほうが脂の乗りがよく、これぞまさに旬というような固体なのです。
サンマの旬は秋ですが、漁は7月から解禁されます。
しかしこの時期は小型船でしか漁ができません。
最初の漁(7月)のときに北の海で水揚げされる新サンマは、想像つかないかもしれませんが1匹あたり1,000円以上もの価格がつく高級品なんです。
ただし、この高級な新サンマはスーパーに並ぶところは見たことがありません。
恐らく、特定の業者などが買い占めて、高級なお店で出されるのでしょう。
是非、一度は食べてみたいですよね!
8月頃になると大型船での漁が解禁となり、値段が一気に下がります。
大体、一匹あたり300円前後(安いところでは150円前後まで下がることも)くらいまでになります。
そして、海を南下していくにつれ脂の乗りがなくなり、細くやせ細った固体となっていきます。
最終的には、新さんまといえど100円以下で販売されるようになります。
安くなると脂分は少なくなりますが、新さんまであることに違いはありませんので大変美味しく食べられます。
全体的にハリがあり、厚みのあるサンマを選ぶようにすれば安く美味しいサンマが楽しめますよ。
サンマといえば塩焼きがメジャーな食べ方ですが、旬の新さんまでは刺身もお勧めです。
一度冷凍したものだと、品質が低下してしまうので刺身には向きませんので、サンマの刺身は旬にしか食べられない食べ方といえます。
ワサビ醤油で食べるのも美味しいですが、青魚の刺身はショウガ醤油で食べるのも美味しいです。
秋しか食べられない「新さんま」で食欲の秋を堪能しましょう!