先日、パワーストーン(天然石)を使用したアクセサリーを作っていて、そのときに使用した「ブラックスピネル」が魅力的すぎたので、そのことについてちょっと書いていこうと思います。
そもそもブラックスピネルという鉱物名をご存知でしょうか?
ちょっと前に有名アーティストが身に付けていた事で爆発的に人気が出た種類で、それを切欠にブラックスピネルという名前を知ったという方も非常に多いはずです。
ブラックスピネルは名前の通り「真っ黒」な姿をしていますが、「スピネル」という鉱物は様々なカラーがあることでも知られます。
多くのカラーが存在するスピネルですが、やはりブラックスピネルが飛び出て名の知れた存在となっています。
ブラックスピネルのように真っ黒なパワーストーンは他にも存在します。
有名どころではオニキスなんかがそうですね。
では、同じ黒色のパワーストーンと同違うのかも詳しく説明していきますね!
有名な黒色パワーストーン
真っ黒のパワーストーンで有名なのは「オニキス」と言い切っていいでしょう。
それほど人気のある石で、ご存知の方も多いかと思います。
オニキスといえば「漆黒」のパワーストーンで有名で、おそらく全パワーストーンの中でもトップクラスの人気です。
そのため、パワーストーン業界では黒色のパワーストーン=オニキスというイメージまで定着するほどですからね。
そんな中、ある有名アーティストが身につけていた真っ黒いアクセサリーに注目が集まります。
テレビで有名な方が身につけているアクセサリーって、その放送が終わった後とかにヤフーやグーグルなんかですごく検索されることがあるんですね。
たぶん、このときも大抵の方が「オニキス」だろうと思ったはずです。
しかし、他にはない輝きを放つことに疑問を感じた方もいたはずです。
それもそのはず、そのアクセサリーに使用されていた天然石はオニキスではなく「ブラックスピネル」だったのですから。
ブラックスピネルの魅力
ブラックスピネルは、有名な黒色ストーンのオニキスとどう違うのかを説明します。
大きな違いは、
- 輝き
- 硬さ
上記の点に決定的な違いがあります。
ブラックスピネルの結晶は三角形を作るように形成され、先に行くにつれて細くなるのが特徴的です。
そして、きらきらを通り越して「ギラギラ」と光り輝く光沢を持ちます。
また、モース硬度が8となかり硬い鉱物です。
これ以上硬い鉱物は、ダイヤモンド(硬度10/最大)、ルビー・サファイア(硬度9)しかありません。
ちなみにオニキスは硬度7です。
実はオニキスもかなり硬度が高いんですね。
ただし、7と8では1しか違いがありませんが、その差にはかなりの違いがあるんです。
ブラックスピネルという名前で真っ黒のものが有名ですが、実はスピネルという鉱物は多くのカラーが存在します。
発見当初は、輝きと硬度からルビー・サファイアと混合されるほどだったといいます。
実際に、鉱物学が進むまではルビーやサファイアとして流通していたという歴史があります。
ってことは、見た目だけでは完全にルビーやサファイアと見分けがつかないほど完璧なんです。
同じ真っ黒のオニキスと、見た目も変わらないと思う方も多いかと思いますが、実際に並べてみると全然違うんです。
同じ真っ黒なのに違いが分かるって不思議ですよね!?
やはりブラックスピネルのほうが断然、高級感があるんです。
ブラックスピネル”風”という・・・
ブラックスピネルが爆発的人気となってから市場に瞬く間に現れた「ブラックスピネル風」という商品名のアクセサリーがあります。
まあ、名前を見ても大体分かる通り、ブラックスピネルを真似た商品ってことなんですね。
ブラックスピネルという石は結構高く、大粒になればかなりの値段が付くんですね。
そこで、安い黒色の石などを用いて見た目がブラックスピネルそっくりの商品を安値で販売しようと考え、出現した商品こそがこの「ブラックスピネル風○○」なわけです。
このブラックスピネル風に使用されているものの大抵がオニキスや真っ黒いガラスビーズであることを確認しております。
まあ、見た目がほとんど同じなのは確かですし、安く手に入るのですから費用を抑えたい方にはニーズに合った商品といえるでしょう。
でも、せっかくだったら”風”じゃないものも1つは持っていただきたい。
それほど、魅力的な鉱物なんです。
ブラックスピネルの魅力を最大限に発揮するには
今やパワーストーンとしても多く出回るようになったブラックスピネル。
丸いビーズなどいくつかの形状が出回っております。
そんな中で、ブラックスピネルの魅力を最大限に見ることができるのは「カット」が施されたものです。
ダイヤモンドやルビー、サファイアなどの有名な宝石でもそうですが、これらもカットすることでより魅力的なものとなります。
それはブラックスピネルも同じで、カットが施されたものだと見る角度を変えるたびに部分的にギラギラと光輝きます。
このページのブラックスピネルのブレスレットに使用しているものが「64面カット」されたもの。
他にも「128面カット」や「スターカット」というカット技法を施されたものがお勧めです。
特にお勧めは「スターカット」です。
人気爆発時に有名アーティストが身につけていたのもこの「スターカット」の大粒のブラックスピネル(ネックレス)でした。
黒色のパワーストーンといえば、オニキスの他にブラックスピネルも今や外せない存在となっています。
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ブラックスピネルに関してさらに詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。 ⇒ スピネル|パワーストーン・天然石の意味辞典