6月の誕生石で有名なパワーストーンであるムーンストーン。
一言で「ムーンストーン」といえば、雪のように綺麗な白い地肌に真珠のような神秘的輝き(シラーと呼ばれる現象)が魅力的な鉱物で知られます。
月の明かりの強弱によって、人によっては大きく見えたり小さく見えるという不思議な現象も多く報告されていて、実際にかつてはこの現象で多くの人々が驚いたそうです。
その名前の通り、地球の周りを回る「月」を連想するようなパワーストーンです。
このムーンストーンには色々な種類があり、カラーバリエーションも複数存在します。
今回ご紹介するのは、温かみのあるオレンジ色をした「オレンジムーンストーン」です。
オレンジムーンストーンついて
オレンジムーンストーンは、サンストーンのように温かみのある色彩が特徴です。
基本的には、一般的にムーンストーンと呼ばれる白いもをそのままオレンジにした姿と思ってよいのですが、中にはキラキラとした内包物を持つ美しいものも存在します。
キラキラとした内包物の正体は、ごく小さいヘマタイトやゲーサイトといった鉱物が入り込んだもので、この輝きが見られるものをアベンチュリンレッセンスなんて呼び方もします。
また、このキラキラした内包物を持つものはオレンジムーンストーンではなく、サンストーンとして出回ることもあるので、基本的には50cm以上離れたところからでもハッキリと確認できるようなキラキラした内包物を持つものはサンストーンという認識でいいかもしれません。
※サンストーンもムーンストーンが属する長石の一種。
グレードによって品質が様々なのが特徴
ムーンストーンの全てのカラーに言えることですが、クラックの入り具合や白っぽい部分の有無など品質が様々なのがこの石ではよく見られます。
基準となるのがグレード(ランク)というものです。
よく「A」だとか「AAA」というように記載されることがありますが、もちろんこの表記を採用していないショップもあります。
というのも、このランクというのは正式な基準があるわけではなく完全にショップの人が自分の判断で決めているものです。
あくまでも”参考”までにとどめるのが無難でしょう。
ムーンストーンで品質がいいものは、クラックが一切入っていなく、白い部分も全く無いものです。
このオレンジのタイプではクラックや白い部分がかなり目立つので、ショップの画像からでも用意に判断できるでしょう。
綺麗なオレンジ色のみで色ムラが無く、美しいシラー(輝き)が見られるものに普通は「高品質」や「AAA」のような表記があるはずです。
逆に、真っ白い部分が目立っていたり、ヒビ(クラック)がハッキリと分かるようなものは、安価です。
オレンジ色で神秘的な輝きを持つパワーストーンをなんでもいいから欲しいという方は、クラックや白い部分が入るものでも安価で購入できるのでいいでしょう。
ただ、ムーンストーンが好きな方やプレゼント、ペアアクセサリーとして身につけるのであれば、ちょっと効果でも断然高品質のものをお勧めします。
それくらい同じパワーストーンでも、美しさに差があるのがオレンジムーンストーンなのです。
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