オニキスって漆黒のパワーストーンじゃないの?実はもともとはシマシマ模様をもつ鉱物


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「真っ黒」や「漆黒」と表現されるほど黒色のイメージが強いオニキス。

画像の白いラインが入った石は「縞(シマ)ありオニキス」のカボションなのですが、黒い部分は確かに真っ黒ですが、そう表現するにはあまりにもかけ離れた姿ですよね。

 

でもインターネットで「オニキス」と調べると、全体きれいな黒のみのオニキスがずらりと出てくるはずです。

ではシマシマ模様を持つオニキスとは一体どんなものなのかを、ここでは説明していきますね。

縞々(シマシマ)模様を持つオニキスについて

オニキスという名前のパワーストーンを聞いたことがある方も多いはずです。

光が反射して黒く光る姿はとても人気が高く、多くのアクセサリーに使用されているので、オニキスとは知らなくても案外身近にあったりもするほど身近な鉱物なんですね。

 

オニキスのカボション

皆さんは画像のようなシマシマのオニキスを見たことがありますか?

オニキス=黒というイメージが強いので、おそらく画像の石はオニキスではなく別の鉱物だと思われるかもしれません。

 

シマシマ模様こそが本来の姿!?

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一般的に出回っているのは真っ黒のものがほとんどですよね。

実は、皆さんが普段よく見ている真っ黒のオニキスはすべて「染色」されたものです。

 

染色といっても特殊な方法で染色されるため、色落ちが全くないのが特徴です。

聞いた話では、強力な酸につけて色を変えるんだとか。。。

染色というか変色って表現したほうが正解なのかな。。。

 

onyx_k_003

オニキスは日本名で「黒瑪瑙(くろめのう)」といいます。

瑪瑙とは英語で「アゲート」。

 

このアゲートというのは、カルセドニーのうち綺麗な模様(縞模様など)が入っているものを呼び分けた名前なのです。

つまり、アゲートとカルセドニーは全く同じ鉱物なんですね。

 

ただ、オニキスは黒瑪瑙ですからシマシマ模様を持つパワーストーンだといえます。

また、オニキスの名前の由来は石の模様が「爪」のように見えるということからきているので、やはり縞模様を持つオニキスこそ本来の姿だといえます。

 

もし元の姿が加工なしで真っ黒であれば鉱物的にカルセドニーになるので「ブラックカルセドニー」と呼ばれていたでしょうね。

 

ただ、100%天然で真っ黒のオニキスも存在します。

それは、この縞模様が入っているもののうち、黒い部分だけを取り出したものなのです。

 

100%天然のオニキスは珍しく、大きくなればなるほど希少性が高まります。

 

逆に白い部分だけを取り出した「ホワイトオニキス」も同様に希少です。

 

今では、真っ白のカルセドニーをホワイトオニキスと呼び、それを真っ黒に染めてオニキスにする場合もあるようです。

 

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真っ黒が多いオニキスですが、シマシマ模様の入ったオニキスも魅力的ですよね!?

縞模様のあるオニキスは原石や、画像のようなカボションタイプで探すとすぐに出てきます。

 

これをビーズにすると。。。。

実は、ビーズ状に加工すると「眼」のような模様があらわれた天眼石(アイアゲート)と呼ばれるものになります。

なのでシマシマ模様を持つオニキスのビーズが欲しいという方は天眼石(てんがんせき)やアイアゲートで検索するとよいでしょう。

 

全く同じ石でも、形や模様が違うと呼び名も変わるという、なんともややこしいというか逆にそれが魅力的でもあるんですけどね。

 

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オニキスについて詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
⇒ オニキス|パワーストーン・天然石の意味辞典

 


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