ダイヤモンドといっても一般的な透明以外にも、色の付いた「カラーダイヤ」なるものが存在します。
カラーといってもガッツリと色の入っているものは希少で、そうそう濃いものを目にするってことはありませんが、ダイヤモンドって結構カラーバリエーションの多い鉱物だったりもするのです。
その中で、ガッツリと色の入ったダイヤモンドも存在します。
それがブラックダイヤモンドです。
ただし、ブラックダイヤモンドは他のカラーのものと比べ透明度がなく、基本的に売られているものは着色されたものがほとんどでダイヤの中では比較的安価なものなんですね。
とは言っても、あの有名なダイヤモンドであることに間違いはありませんし、ダイヤ特有のギラギラとした輝きが美しく、カッコいいです。
実は、ブラックダイヤは購入時はものすごい輝きを放っているのですが、日に日に輝きが失われていくんですね。
この手の質問は多く、「ブラックダイヤって輝きが落ちてくるのか?」というような疑問は度々耳にしますし、実際に問い合わせがくることもあります。
これは、ダイヤの性質に深く関係しており、輝きを保つためにはメンテナンスが必要不可欠となります。
ダイヤモンドは油分が付着しやすい鉱物
ダイヤモンドはとても油分が付着しやすい鉱物なんですね。
日常生活で言うと、手の皮脂や垢、さらには空気中の油分までくっ付きやすい性質を持っています。
研磨しているときにすら部分がくっ付くことでも有名な鉱物で、この性質を親油性といいます。
名前を見ただけでもなんだか油が付きやすいのが分かりますよね。
特に、飲食店など油をたくさん扱うような空間ではすぐに付着してしまいそうですね・・・。
まあ実際には、そんなに急激に輝きがなくなるほど付着するってことはないでしょうけどね。
この親油性から、油が付きやすく日に日に「あれ?輝きが無くなっているような・・・」と感じるのは決して気のせいではなく、それはダイヤモンドの表面に油が油膜として現われている結果といっていいでしょう。
そしてこの油膜は、日常生活で使うような洗剤とかでは絶対に落とせないほど頑固なんです。
ブラックダイヤの輝きを取り戻すには油膜を落とす!
ダイヤモンドの中でも、ブラックダイヤは透明度がないので、油膜が付着することで輝きが落ちてきたのがすぐに分かります。
この油膜を落とすには、超音波洗浄機で洗浄する必要があります。
ただ、ちょっと曇っているくらいのブラックダイヤのほうがカッコいいという方もいるみたいで、別に輝きに不満がないのならメンテナンスをする必要はないでしょうね。
やっぱり、購入したときのようにギラギラ輝くダイヤにしたいという方も多いはず。
ブラックダイヤモンドを常に美しい輝きを保つためには、定期的に洗浄メンテナンスをする必要があります。
超音波洗浄機なんて持ってないよ!という方は、専門店にクリーニングをしてもらうのもいいでしょう。