一般的に水晶といえば、無色透明のもの指し、知らない人がいないほど有名な鉱物ですよね。
色の入った水晶も存在しますが、名前が異なります。
紫はアメジスト、黄色はシトリン、ピンクはローズクォーツなどといったように、他にも数え切れないほど多くの種類が存在します。
天然石にあまり詳しくなくても、聞いたことがあるという名前も多くあるのも水晶グループの特徴でしょう。
逆に、中にはかなりマニアックでショップの方ですら知らないという種類のものも存在します。
その代表的な水晶として、ニルヴァーナクォーツ(アイスクリスタル)があります。
ではニルヴァーナクォーツとはどんな鉱物なのかを見てきましょう。
ニルヴァーナクォーツ(アイスクリスタル)について
一般的には「アイスクリスタル」の名前で出回っているほうが多いこの鉱物は、世界一標高の高いヒマラヤ山脈でのみ産出される赤みを帯びた水晶に名づけられた名前です。
別名にニルヴァーナクォーツという名前を持ち、ヒーラーたちの間で人気のある存在となっています。
ヒマラヤでは数々のパワーストーンが産出されますが、もともと無色透明の「ヒマラヤ水晶」なんかも有名で、ここで取れる水晶は特別な存在として扱われています。
そんなヒマラヤ山脈で産出される、赤い水晶のニルヴァーナクォーツも当然特別な存在として扱われます。
赤い色彩は、全体的に広がるのではなく、まばらに見られます。
これは、鉄分の影響によるものです。
また、表面に独特な凹凸が見られるのが普通の水晶とは決定的に違った点です。
この凹凸は、結晶が形成されるときの侵食の跡だとされています。
そのため日本名ではヒマラヤ蝕像水晶(エッジング・クォーツ)と呼ばれます。
透明の水晶に比べ認知度が極めて低いパワーストーンなので、まだ鉱物好きの中でしか流行っていないような存在でしょう。
ニルヴァーナクォーツ(アイスクリスタル)意味・歴史
ニルヴァーナクォーツ(アイスクリスタル)の石言葉
- メッセージ
- 悟り
ニルヴァーナクォーツ(アイスクリスタル)の歴史・伝説
ニルヴァーナクォーツは、氷河が溶けた影響によって発見された鉱物です。
アイスクリスタルという名前は、氷河の中から見つかったことに由来しています。
鉱物としての発見はごく最近で、1990年代といわれていますが、最近では2006年に発見されたという説が有力となっています。
氷河が溶けた影響は、地球温暖化による気温上昇が影響しているといわれています。
地球に悪影響を及ぼすであろう温暖化によって、美しい鉱物の発見に繋がるなんて皮肉な話にも思えますよね。
温暖化さえなければ発見に至らなかった鉱物の発見は、地球からの危機的信号(メッセージ)ではないかといわれ、ヒーラーの中ではかなり特別な存在のようです。
ニルヴァーナクォーツは、産出時に普通の水晶とは違い、剣状のポイントが沢山あるクラスターで発見されるのではなく、単一のポイント状で発見される面白い鉱物です。
赤いものは鉄分によるものなので、鉄分が含まれないものは赤みを帯びていません。
ですが、赤みを帯びているものこそ真のニルヴァーナクォーツと呼べるものなのではないでしょうか。
ヒマラヤ山脈でしか産出されないため、かなり希少価値の高い存在となっています。
ニルヴァーナクォーツ(アイスクリスタル)によるヒーリング効果やエネルギー
- 強力なヒーリング効果
ニルヴァーナクォーツ(アイスクリスタル)はこんな方におすすめ!
ニルヴァーナクォーツはヒマラヤ山脈でしか産出されない、とても希少価値の高いヒーリングストーンです。
とにかく鉱物好き、コレクターであれば是非もっておきたい存在となるでしょう。
ニルヴァーナクォーツ(アイスクリスタル)の浄化・お手入れ方法
クラスター
さざれ石 |
太陽光
(日光浴) |
月光
(月光浴) |
塩 | 水 | セージ |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
全ての浄化が可能な万能のパワーストーンです。
もともと水晶自体の浄化作用が強力で、自浄作用があるため頻繁に浄化をする必要がありません。
硬度も高いので安心してアクセサリーとして身につけることができます。
ニルヴァーナクォーツ(アイスクリスタル)の鉱物データ
英名 |
etching quartz icecrystal |
和名 |
ヒマラヤ蝕像水晶 ※ニルヴァーナクォーツは「別名」 |
主な産出地 | ヒマラヤ山脈 |
主な色彩 | 赤み帯びた水晶 |
モース硬度 | 7 |
比重 | 2.65 |
光の屈折率 | 1.54~1.56 |
組成・構成 | SiO2 |
結晶系 | 六方晶系 |
へき開性 | なし |