日本では、肌寒くなる秋になっても周りに美しい花々が咲き乱れます。
見るものを魅了する美しい種類ものもだって多いでしょう。
秋で代表的な花といえばコスモスがあります。
このコスモスを漢字で書くと「秋桜」となります。
コスモスが「秋桜」で知られるようになったのは、面白い由来があります。
その由来も含めて、コスモスについて書いていきます。
コスモスが「秋桜」と書かれるようになった由来
コスモスという花は、もともとは外来種で日本に持ち込まれて普及した品種です。
原産国はメキシコで、日本に持ち込まれたのは明治9年頃だといわれています。
今では「コスモス(秋桜)」として広く知られるようになりましたが、秋桜は「アキザクラ」と呼んでも決して間違いではありません。
というのも、コスモス=秋桜とくのは完全に当て字からきているんです。
本気とかいてマジというアレと一緒ですね。
では何故、この当て字が広まったのかというと、1977年にさだまさしさんが作詞作曲した「秋桜(コスモス)」というものがあります。
山口百恵さんが歌いたちまちヒットソングになったこともあって、秋桜の読みをコスモスとしていたことが広まり、それが定着したことが大きい理由だといわれているんです。
コスモスの花びらを桜と見立てるあたり、日本人らしさのセンスを感じさせてくれます。
コスモスの花の色と花言葉
コスモスの花は1色ではなく、多くの色彩が存在しますよね。
実際に見たこともある方も多いと思います。
では、実際にどんな色のものがあるのかというと、大きく分けて「赤」、「ピンク」、「白」、「チョコレート色」、「黄色」などがあります。
コスモスは色彩ごとにそれぞれ異なる花言葉がつけられているのも面白いところです。
では、色事に花言葉を見ていきましょう!
赤色のコスモス
よく見るコスモスの色の一つですよね。
赤というより、濃いピンク色といったほうが正しいでしょうか。
赤色コスモスの花言葉は「愛情」で、より色が濃いものは「乙女の愛情」という花言葉を持ちます。
ピンク色のコスモス
ピンク色のコスモスも代表的な色彩ですね。
コスモスといったらこのカラーを思い浮かべる方も多いでしょう。
可愛らしいピンク色のコスモスは「乙女の純潔」という花言葉を持ちます。
白色のコスモス
シャツのように真っ白い花びらのコスモスです。
真っ白コスモスのは「美麗」、「純潔」、「優美」という花言葉を持ちます。
チョコレート色のコスモス
チョコレートのような色彩のコスモスですが、チョコに色が似ているだけではなく、どうしてかチョコレートの香りがする不思議なコスモスなんです!
チョコ色のコスモスの花言葉は「恋の終わり」「移り変わらぬ気持ち」。
甘い香りとは裏腹に、どこか寂しげな花言葉を持っています。
黄色いコスモス
品種改良によって人工的に作られた品種で、全体的に黄色が映えるコスモスです。
黄色いコスモスは「野生のような美しさ」という花言葉を持っています。
ですが、人工的に作られた品種のどこが野生的なのかと思ってしまうのは私だけでしょうか?
最後に
コスモスが「秋桜」と呼ばれるのは、かつてのヒット曲の影響が大きかったというのは驚きです。
また、コスモスは厳密に色彩をいえばかなり多色で、複数のカラーを持つ花びらも存在します。
花びらの枚数や形状のバリエーションも豊かで、コスモス属は29種類ほどあるといわれます。
単に「コスモス(秋桜)」といわれますが、咲いている場所によって同じ色彩でも異なる形状のコスモスが見られるかもしれませんよ。