梅雨の季節になると、いろんな場所で咲き乱れる代表的な存在で、紫陽花(あじさい)があります。
青や紫、赤やピンクという風に多くの色彩を見せてくれることから「七変化」の花とも呼ばれることがあります。
このどこにでもある紫陽花ですが、実はとっても怖い「毒」があるとの報告があるのです。
紫陽花の毒はどの部分にあるのか?
どこにでも咲いている美しい紫陽花からは、毒があるなんて到底思えませんよね。
報告によると、紫陽花の毒は花の部分ではなく「葉っぱ」に含まれているとのことです。
紫陽花の葉は食用として利用されることがある
実は、紫陽花の葉は食用として用いられることがあり、多くは刺身の「色づけ(色彩を良く見せる)」などとして利用されるのです。
居酒屋などで刺身を注文すると、大根を極細に長く切った「ツマ」の上に「大葉(シソの葉)」が乗っかっていますよね。
その大葉の代用品として紫陽花の葉が利用されることがあるのです。
この紫陽花の葉に毒があることが疑われたのは、ある創作料理を得意とするレストランでこの葉っぱを食べた複数のお客さんが相次いで「吐き気」などの食中毒を訴えたことから始まります。
ですが、実際にはどのような毒の成分が含まれるのかはハッキリとは分かっていません。
ただ、この食中毒は紫陽花の葉を食べたことが原因だとされ、有力視されている原因の一つとしては、紫陽花に含まれる青酸配糖体が原因だといわれています。
この青酸配糖体というものは、聞いたことがある方も多いと思いますが「青酸カリ」と同じ様な成分だというのですから、絶対に食べてはいけませんよね。
ちなみに、食べてしまった場合の症状としては「吐き気」「嘔吐」「めまい」などの症状が代表的。
症状は摂取してから約30分~40分後に現れるといいます。
だた、一方では青酸配糖体が絶対的な原因とはいえなく、全く別の成分が関係している可能性もあるのではないかともいわれています。
ともかく、人体に毒であることは確かなので絶対に口に入れないようにしましょう。
最後に
梅雨の季節は湿気が多くてジメジメしていることが多いですよね。
雨の日も多く、なんだかテンションが上がらないときなんかもありますが、雨水の付いた綺麗な紫陽花を見ると「梅雨の季節か~」と季節の変わり目を感じさせてくれます。
上記で書いたとおり、紫陽花には毒がありますが普通に手で触ったりするのは全然問題ないです。
ただ、「食べなきゃいい」それに尽きます。
実際に、紫陽花での食中毒の報告例はほぼんどありませんから、今まで通り普通に見て楽しめばいいんですね。
ただ、小さいお子さんがいる場合は、お子さんが間違って口に入れてしまわないよう注意するようにしましょう。
そういえば、カタツムリってよく紫陽花にいるイメージがありますが、紫陽花の葉っぱは食べないのかな?
人と昆虫では全く違うから、カタツムリの場合は食べても問題ないのでしょうけどね。
ちょっと調べてみたんですが、「観察上ではカタツムリは紫陽花に登ることはほとんどない」という驚きの文章がありました。
ん~、私は実際に子供の頃は、紫陽花にカタツムリがいるのを良く見ていたのでどうなんでしょうかね~(汗
皆さんはどう思いますか?
まあ、ちょっと謎の多い部分があるというのでは面白いところでもありますね。