犬の健康に良いとされる食材のなかでとても効果の高いと期待されている食材があります。
それが「ヨーグルト」です。
私たち人間にとってもヨーグルトは体にいい食べ物として知られていますよね。
これは犬にとっても同じなのです。
今回は愛犬にヨーグルトを与える「食べさせ方」や「健康効果」についてご紹介をしていきます。
食べさせ方にもコツがあるのでぜひ参考にしていただければと思います。
牛乳との違い
乳製品といっても牛乳とヨーグルトでは大きく異なります。
牛乳では犬は通常、下痢になったりお腹をこわしてしまったりするのです。
理由は牛乳に含まれている「乳糖」です。
この乳糖を分解する力の弱い犬は飲むとすぐに下痢になります。
ヨーグルトは、発酵しているのでこの乳糖がすでに分解されています。
ですから犬の負担は軽減されるのです。
乳製品を与えるのであればやはりヨーグルトになります。
ヨーグルトの効果
人間でも毎朝ヨーグルトを食べる習慣のある方は多いです。
効果は人間も犬も大きくは変わりません。
ビフィズス菌SP株やビフィズス菌LKM512などいろいろな種類のヨーグルトが販売されていますので、効果を確認しながら与えてください。
ヨーグルトの嬉しい効果とは?
- 腸内の善玉菌が多くなり、悪玉菌を減らすことができます。結果、お腹の調子を整えます。
- 免疫力が低いと様々な疾患にかかるリスクがあがりますが、ヨーグルトを食べることで免疫力が上がります。
- たんぱく質やカルシウムを摂取することができます。骨を丈夫にしたり、利尿作用にも効果があります。肝臓の負担を減らすこともできます。
- 便秘を解消します。便通がよくなります。
- 健康面が向上するため毛艶がよくなります。
- 免疫力が向上するため風邪をひきにくくなります。
- 免疫力が向上するためがん予防にも効果を発揮します。
- 歯磨きにヨーグルトを使用すると、口臭予防にも効果的です。
- 肉食を主食とする犬の消化不良にも効果があります。
ヨーグルトの与え方
ヨーグルトが犬の健康に良い影響があることは紹介した通りですが、何事にも適量というものがあります。
過剰に摂取すると逆に犬の体調を悪化させてしまうことがあるのです。
一番犬の体に良いことは、毎日少量のヨーグルトを与えていくことです。
スプーンで半分または一杯が目安になります。
この量でも下痢になるようでしたらヨーグルトを与えることをやめてください。
ヨーグルトを食べさせるタイミングとしては、食前よりも食後、または食事の最中が望ましいです。
理由は、乳酸菌は胃酸に弱いので食前に食べてしまうと生きたまま腸に辿り着くことができません。
胃酸の減る食後が最適です。
このタイミングだと乳酸菌は生きたまま腸に辿り着くことができます。
ちなみにヨーグルトもなんでもよいわけではありません。
無糖タイプのヨーグルトを必ず与えるようにしましょう。
できるだけ低脂肪、無脂肪が望ましいです。
まとめ
ヨーグルトを与えると結石になるという噂もありますが、結論からお話するとそれはありません。
水分をたくさん与えることと、尿をそのたびに出すことで結石予防になります。
利尿作用のあるヨーグルトを食べることで、結石になりにくい体をつくることができます。
ヨーグルトを使用したレシピもたくさんあります。
適量を意識してヨーグルトを食べさせることで、愛犬は長生きできるようになります。
楽しみながら食事を作ってぜひ食べさせてあげてください。
犬はヨーグルトが大好きなので、いくら食べても次をせがんできますが、そこは飼い主がしっかりコントロールしてあげましょう。どんなものでも食べ過ぎ、過剰摂取は体によくありません。
肥満になってしまっては問題です。
「毎日、少量ずつ」を守って与えてあげることが犬の健康には最適です。
愛犬に長生きしてもらって、これから先も犬との生活をエンジョイしていただければと思います。