パプリカの優れた栄養成分は色によって違う!自分にとって一番良い色を選びましょう


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ピーマンに非常に良く似た野菜のパプリカ。

似ているというようりかは、色が違うだけとしか見えませんよね。

 

というのも、パプリカとピーマンは「ナス目ナス科トウガラシ属」の属するほぼ同じ野菜なのです。

あの真っ赤で辛いトウガラシを改良したのが「ピーマン」と「パプリカ」なのです。

 

ピーマンには独特の辛味があって子供や大人まで幅広い年代で「嫌い」という人が多い野菜でもありますよね。

しかし、パプリカはその辛味までも取り去った、まさにピーマン嫌いを無くすために改良された野菜ともいえます。

 

そして、パプリカには面白い点があります。

パプリカって多くの色が存在するカラフルな野菜ですよね。

基本的に出回っているのは、赤・黄色・橙色(オレンジ)の3種類ですが、パプリカは色によって栄養素が異なるという特徴を持っているのです。

パプリカの色の種類について

まず、パプリカとピーマンの違いですが、なんと言っても「色」ですよね。

また、パプリカはピーマンに比べて何倍も厚みがある野菜です。

 

基本的には、赤・黄色・橙色の3色が主流となっていますが、実は全部で8色あるそうです。

具体的には、赤・黄色・橙色以外に、緑・紫・茶色・黒・白があるんだとか。

私も実際には見たことがありませんが、TV番組の「ためしてガッテン」で画像を確認したので間違いは無いようです。

 

ただ流通量が圧倒的に多いのは上記で述べた、赤・黄色・橙色となっていて、色的にもサラダなどの「色づけ」など、料理を彩らせて一層美味しく見せるためのカラーがピックアップされているともいえますよね。

基本的な栄養素は同じですが、色によって大きく違いがあるものも存在するのがパプリカの面白いところです。

 

 

トウガラシのように燃えるような赤色パプリカの栄養素

トウガラシのように真っ赤なパプリカには、トウガラシの代表的な成分でもある「カプサイシン」が多く含まれています。

しかし、ビックリするのは味です。

 

パプリカってトウガラシ属の野菜ですから、トウガラシのように真っ赤なパプリカは当然「辛い」というイメージをするはずです。

ですが、赤パプリカには「甘さ」があります。

甘さと少しの酸味があるのが、赤パプリカの特徴です。

 

栄養素的には、普通の緑のピーマンに比べてビタミンAが約3倍、ビタミンCが2倍と、ビタミン群に優れたピーマンなのです。

また、トマトで有名な成分である「リコピン」も含んでいることで知られています。

 

カプサイシンは、発汗作用がありダイエットにも役立つ成分の他、抗酸化作用がありコレステロールを下げる効果があると期待されています。

また、トマトにも含まれるリコピンは「トマトが赤くなると医者が青くなる」の代名詞となっている成分。

ガン予防や生活習慣病の予防に期待されている成分なのです。

 

 

女性に一番人気の色!黄色いパプリカの栄養素

試食で3つの色のパプリカを出したとき、圧倒的に女性から”選ばれる”のが黄色いパプリカだそうです。

スッキリとした味に、少しの「苦味」がとてもクセになります。

 

栄養素的には、ビタミン群は赤のパプリカよりもさらに多く含まれています。

 

また、注目の成分でいえば、「ルテイン」を多く含んでいることです。

ルテインは、肌を若返らせる効果がある成分で「美肌効果」や「美白効果」が期待できます。

 

このことからも、女性に一番人気のある色というのが分かりますね!

 

 

子供に食べさせるのに最適な橙色のパプリカ

ニンジンのように非常に明るいオレンジ色は、ニンジンと同じ「カロチン」に由来するものです。

主流の3色ある中で、最も子供から人気のある色がオレンジのパプリカです。

 

オレンジ色のパプリカは「とにかく甘い」のが特徴です。

特に、普通の緑色のピーマン嫌いのお子さんに食べさせたいと願っている方は、オレンジのパプリカを選んでみてはいかがでしょうか。

 

栄養素的には、赤と黄色のパプリカの栄養素をバランスよく含んでいるといいます。

ただ、主流3色のうちオレンジのパプリカは、最も栽培が難しい色といわれているので、流通量は他の2色に比べて少ないのが現状といえます。

 

 

最後に

パプリカは色ごとに栄養素が違う面白い野菜ですが、注目すべき栄養素はやはりビタミンの多さにあります。

また、普通の緑色のピーマンと比べてみても、総合的な栄養面だけでいえば圧倒的にパプリカの方が上です。

 

主流3色の、基本的な栄養素は同じですが、その色の持つ成分の長所を生かし、目的に応じて色を選ぶのもいいですよね。

「甘さと酸味を楽しみたい」「ダイエット食材として取り入れたい」という場合は「赤」。

「肌を若々しくしたい」「ちょっと苦味を楽しみたい」という場合は「黄色」。

「甘みが強力」「これら全てをバランスよく摂取する」には「橙色」を選ぶといいでしょう。

 

とても肉厚なので、食べ応えがありサラダにして食べるのも非常にお勧めです。

普段食べるサラダに、明るい色のパプリカを混ぜるだけで鮮やかなサラダに変えることができます。

見て楽しんで、美味しく、より健康的に、どんどんパプリカを活用しましょう。


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