5月3日のニュースで「ありえないほど希少なダイヤ」がオーストラリアのウエスタンオーストラリア州で発見されたとの報道がありました。
何が”ありえないほど希少”なのかというと、記事を見てみるとどうやらダイヤの「大きさ」と「色」なのだそう。
ここでは、今回話題となったダイヤについての書いていきます。
ダイヤモンドに色ってあるの?
今回話題となったダイヤは「バイオレット・ダイヤ」と呼ばれる色彩のもので、なんと大きさが今まで発見されたバイオレットダイヤの中でも使用最大級の大きさだというのです。
ダイヤモンドに詳しい方なら、今回の発見がどれほど凄いものなのか分かるはず。
詳しくなくても、ダイヤってめちゃめちゃ高い宝石ですから、すごいってことくらいは想像できますよね。
ニュースになるくらいですし。
でも、ダイヤって普通「無色透明」のものが一般的ですよね。
ほとんどの方は、ダイヤと聞くと透明のものを連想すると思います。
しかし、ダイヤにも他の鉱物と同じように実に多くの色彩が存在するのです。
「ブルーダイヤ」とか「ブラックダイヤ」とか聞いたことある方も多いはずです。
色の付いたダイヤを「カラーダイヤ」といい、その色によって価値が全く変わってきます。
ダイヤモンドの中で最も希少種とされているのが「レッドダイヤ」で、「ブルーダイヤ」も同じくらいの価値があるといわれます。
この「レッドダイヤ」と同等の価値があるといわれるカラーがもう一つ存在し、それが「バイオレットダイヤ」なのです。
今回、話題になっているダイヤの色彩ですね!
そう、実は「バイオレット」というカラーは、カラーダイヤの中で最高にレアなカラーなのです。
ちなみに、カラーダイヤで「パープルダイヤ」というものが存在します。
バイオレットダイヤとパープルダイヤは何が違うかというと、バイオレットダイヤは「青紫色」。
パープルダイヤは「赤紫色」という特徴があります。
ブルーダイヤに次いで希少とされる「ピンクダイヤ」は、色合いによってパープルダイヤと鑑定されることもあるので、「ピンク」と「パープル」は同等の価値があると言え、かなり希少なカラーに位置しています。
ピンクやパープルの次に価値のあるものでは「オレンジダイヤ」です。
ちなみに、一般的に見る透明のダイヤモンドは、カラーダイヤで言うとオレンジダイヤと同等の価値になります。
これよりグレードが下がるイエローやブラウンといったカラーダイヤは、ダイヤの中では安価で購入できるものとして知られています。
ダイヤのカラーについては別記事でも書いています! ご興味のある方は是非ご覧ください。 ⇒ 実は多彩なカラーバリエーションを持つ「ダイヤモンド」
まとめ
上記の説明から、バイオレットダイヤはいかに珍しいものであるか分かるはずです。
分かりやすく言えば、今回見つかったダイヤは「ダイヤの中で一番希少価値の高い色で、しかも今まで見つかった中で一番大きいサイズ」ということ。
このダイヤの色彩について米国宝石学会(GIA)から「ファンシー・ディープ・グレイッシュ・ブルーイッシュ・バイオレット」という特別な評価を得ているそうです。
しかも、史上最大級の大きさだというのだから鉱物の歴史に残る発見となると私は思っております。
このダイヤの原石は、昨年の8月に既に発見されていたそうです。
発見当初は9カラット以上あったようですが、傷などの部分を処理したりして2.83カラットまで研磨されたようですね。
気になる価格については言及されていないので不明となっていますが、恐ろしくお高い価格で取引されるんでしょうね(汗
ちなみにヤフーニュースでも取り上げられていたのでご興味のある方は是非ご覧ください。
⇒ 豪で発見の「あり得ないほど希少」なダイヤ、お披露目へ