10月の誕生石で有名なオパールですが、オパールといえば虹色の輝きの遊色効果をもつ「プレシャス・オパール」と、その遊色効果の持たない「コモン・オパール」の2種類があります。
このうち遊色効果を持たないコモン・オパールで有名なのが「ピンクオパール」でしょう。
ピンクオパールはパワーストーンアクセサリーでも人気が高く、基本的にミルキーピンクが美しい石ですが、中には非常に鮮やかで濃いものも存在します。
ただ残念ながら大粒で良質のピンクオパールの産出は年々減っていて、価格が高騰するばかりです。
そこで今回ご紹介するのは、ピンクオパールを小さく加工した「さざれ石」です。
さざれ石くらいの大きさでは色の非常に鮮やかなピンクのものが多くあり、この石の魅力を十分に楽しむことができるのです。
ピンクオパールのさざれ石
画像はピンクオパールのさざれ石ですが、インカローズと見間違えるほどピンクの発色が綺麗です。
全体的に見ると薄いピンクも多く含まれますが、一般的に「高品質」と呼ばれる鮮やかで濃いピンクも多く含まれているのがさざれ石の魅力でもあります。
パワーストーンにはピンクの発色のものが多々あるけれど、ピンクオパールの発色はクリームを混ぜたような独特な色合いをしていて、この色彩が「恋愛色」をイメージさせることから別名「キューピットストーン」とも呼ばれています。
さざれ石は主にパワーストーンの浄化に利用されることが多かったのですが、このくらい小さいサイズの石だと安価で高品質の姿が楽しめるということから様々な種類のものが登場し、インテリアとしても利用されるようになっています。
また、アクセサリーを作成することのできる糸を通す穴の空いたものも多く出回っています。
置物として楽しむための以外に、これを用いたアクセサリーの作品も非常に多く出回っていて、特にシンプルなアクセサリーつくりには欠かせない形状です。
浄化に利用する場合は、陶器で作られた皿や、貝殻を加工して作った専用のものを「受け皿」として利用するのがオススメです。
また、小さいビンにさざれ石を詰めてアクセサリーにしたり、置物にした可愛らしい商品も多く見かけます。
基本的に浄化目的で使用されるさざれ石といえば「水晶」が主流となっているため、このピンクオパールのさざれ石はどっちかというとインテリアやアクセサリー向きなのかもしれません。
年々減少する高品質のピンクオパールですが、さざれ石には必ずといっていいほど美しい姿の高品質のものが多く含まれているので、さざれ状ではピンクオパールの魅力を十分に見ることができるのです。