ルビーインフックサイトとは、名前の通り「フックサイト」の中に「ルビー」が入った鉱物のことをいいます。
ルビーは「赤色の宝石」としてあまりにも有名で聞いたことが無いという方はまずいないでしょう。
しかし、フックサイトという鉱物はほとんどの方が聞いたことが無いのではないでしょうか。
ルビーインフックサイトは、大半の部分が緑色を占め、所々に赤色がポツンポツンと見られます。
この赤色部分がルビーで、その他の緑色の部分こそがフックサイトなのです。
ここでは、ルビーインフックサイトについて詳しく説明していきます。
ルビーインフックサイトについて
ルビーインフックサイトとは、ルビーとフックサイトが合わさった鉱物です。
しかし、ルビーは非常に希少で数少ない鉱物のため、大半がフックサイトで構成されています。
色彩は、ほとんどの部分が緑色(フックサイト)をしていて、部分的に赤色のルビーが入り込んでいます。
あまりに芸術的な姿から、人工的に作られた鉱物ではないかと思われる方もいるかもしれませんが、正真正銘、自然界に存在する天然の鉱物です。
中にはルビー部分が多く見られるものも混ざっていて、見るものを驚かせます。
これに良く似た鉱物で「ルビーインゾイサイト」があります。
ルビーインゾイサイトについて詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
⇒ ルビーインゾイサイトの意味辞典
どちらかというとルビーインゾイサイトのほうが知名度が高く、取り扱うショップも増えてきています。
二つを見比べてみると双子のように、見分けがつかないものも多いです。
強いて双方の特徴をいうなら、ルビーインゾイサイトは緑と赤以外に黒色部分も多く目立ちます。
一方のルビーインフックサイトは緑と赤のツートンカラーといった感じでしょう。
基本的にどちらも安価な場合が多いですが、ルビーの入り方次第で価格の変動が激しいパワーストーンといえます。
ルビーである赤色部分が大半を占めるものは、特に珍しいといえるでしょう。
ルビーインフックサイトの意味・歴史
ルビーインフックサイトの石言葉
- 情熱
- 健康
- 癒し
ルビーインフックサイトの歴史・伝説
フックサイトという鉱物にルビーが共生している鉱物、それがルビーインフックサイトです。
フックサイトとは、モスコバイトの一種で、和名を「クロム雲母」といいます。
その名の通り、クロムによって緑色の発色をしています。
ルビーインフックサイトを見ていただければ分かりますが、大部分を占めている緑色の部分こそがフックサイトということになります。
フックサイトは、ドイツの科学者「フックス」によって1842年に名づけられた鉱物で、微細なフックサイトが他の鉱物に入り込んでとても幻想的な姿を見せることでも知られます。
ビーズ状に加工されることはほとんどありませんでしたが、現在では多く見かけるようになっています。
ルビーインフックサイトのヒーリング効果やエネルギー
- 情熱を高める効果
- 強力な癒しの効果
ルビーインフックサイトはこんな方におすすめ!
ルビーインフックサイトは、ルビーとフックサイトの二つのパワーが宿っているパワーストーンです。
ルビーは情熱を高めたり、また忘れていた情熱を呼び起こすエネルギーに満ちています。
フックサイトは、癒しのパワーが非常に強力だといわれています。
この二つのパワーを同時に持っている鉱物こそルビーインフックサイトです。
“何に対しても情熱的に取り組みたい”、”忘れかけていた情熱を取り戻したい”、”過去に諦めた物事に再度挑戦する”など、熱い気持ちでいたいという方にぴったりです。
また、癒しのパワーが強いパワーストーンでもあるので、健康運のお守りとして身に付けるのもいいでしょう。
ルビーインフックサイトの浄化・お手入れ方法
クラスター
さざれ石 |
太陽光
(日光浴) |
月光
(月光浴) |
塩 | 水 | セージ |
○ | △ | ○ | × | △ | ○ |
太陽光に長時間当てておくと変色の恐れがあります。
また、塩や水は品質の低下を招いてしまう恐れがあります。
浄化をするときは、さざれ石やクラスターで行うのがいいでしょう。
ルビーインフックサイトは硬度がとても低い鉱物です。
衝撃には十分な注意が必要です。
ルビーインフックサイトの鉱物データ
英名 | ruby in fuchsite(ルビーインフックサイト) |
和名 |
クロム雲母(くろむうんも) |
主な産出地 |
ブラジル、アメリカなど |
主な色彩 |
緑色に赤色が混ざり合っている |
モース硬度 | 2.5ほど |
比重 | 2.80~2.90 |
光の屈折率 | 1.58~1.60 |
組成・構成 | Kal2(AlSi3O10)(OH,F)2+Cr、Al2O3 |
結晶系 | 単斜晶系 六方晶系 |
へき開性 | 明瞭 |