ボージーストーン|パワーストーン・天然石の意味辞典

ボージーストーン

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ボージーストーンとは、ネイティブアメリカンの聖地で産出されるパワーストーンであることから、非常に強いヒーリングパワーがある鉱物だとされています。

日本ではほぼ馴染みのない石ですが、アメリカではヒーラーの間でかなり有名なパワーストーンとなっています。

ここでは、ボージーストーンについて詳しく説明していきます。

 

ボージーストーンについて

ボージーストーンは、どこにでもあるような石ころのような姿をしているように見えますが、よく見ると他の石には見られないような形状だったり、油絵の具をまとったような色彩のものまであります。

ビーズなどに加工されることはなく、原石そのままで流通することがほとんどなのですが、出回っているボージーストーンの色は「黒色」がほとんどです。

 

実は、これは色彩加工されているためで、実際には古代の海洋生物の化石が長い年月をかけてパイライト化したものです。

パイライト化とは、海洋生物の化石の組織内部にパイライト(和名を黄鉄鉱)の成分が浸透して結晶化したものをいいます。

パイライト化したアンモナイトはあまりにも有名です。

 

パイライトとは通常、「金色」をしている鉱物で、磨けば黄金色の輝きを見せます。
ただ黄金色とはいっても、完全なる金色ではなく、やや鈍った感じの色彩が特徴です。

加工により黒く色彩加工されるボージーストーンですが、パイライト化したものであることに違いは無く、ゆえに表面に金色のパイライトを散りばめたような美しいものも存在します。

 

では、なぜ色彩加工されているかというと、結論からいうと「変色を防止するため」です。

ボージーストーンはもとは海洋生物の化石に金属質のパイライトが浸透したものですから、酸化しやすい性質があります。
シルバーアクセサリーなんかでもそうですが、酸化して変色してしまうのです。

これを防ぐために、表面に特殊な加工を施しているからなのです。
金属製の製品にさび防止コーディングがなされれているようなイメージですね。

 

そしてこの石、産出量が極めて少ないレアストーンであるため、アクセサリーなどに加工されることは無いと思ってよいでしょう。

ボージーストーンにご興味のある方は、「ボージーストーン 原石」で検索をかけてみるといいでしょう。

 

 

ボージーストーンの意味・歴史

ボージーストーンの石言葉

  • 調和
  • 生命力
  • 直感力
  • カリスマ性

ボージーストーンの歴史・伝説

ボージーストーンは、アメリカのカンザス州にあるインディアン(ネイティブアメリカン)の聖地でのみ産出される貴重な鉱物です。

この希少性から、カレン・ギルスビー氏によって1972年に商標登録されています。

ボージーストーンの「ボージー」とは、カレン氏の飼っていたペットの名前が由来だという説がありますが、確かなことは不明です。

 

今から数億年も前のカンブリア紀の海洋生物が化石化し、その化石に黄鉄鉱(パイライト)が染み込んで結晶化したものがボージーストーンです。

実は、ボージーストーンとは、もとは鉱物ではなく生物だったんですね。

 

他にも生物の化石で有名な三葉虫やアンモナイトなどがありますから、それらの親戚のような存在だといっていいでしょう。

 

ボージーストーンのもとの姿の海洋生物が実際に生きた時代の「カンブリア紀」とは、生命の生存競争や進化が著しく進んだ時代ともいわれ、これを「生命の大爆発」と例える学者もいます。

ボージーストーンとはカンブリア紀を生きた生物の贈り物なのかもしれません。

 

この石の面白い点は、産出時に大きく分けて2種類の形状が見られることです。

一つはゴツゴツとした形状のもの。
もう一つは表面が綺麗でゴツゴツしていないもの。

上記の2パターンの形状に分かれます。

 

さらに面白い点は、産出時に希ではありますが、ゴツゴツした形状のボージーストーンの周りを、表面が綺麗なボージーストーンが囲む様に発見されることがあるのです。

これを、「男性の周りを女性が囲む」、まさにハーレムのような姿に置き換え、ゴツゴツしたボージーストーンが男性用、そして綺麗でゴツゴツしていないボージーストーンが女性用として出回るようになっています。

実際にボージーストーンを販売しているサイトなど除いてみると、2種類のものがペアで売られている場合も多いことが分かります。

 

ただ、ボージーストーンは極めて産出量が少ないパワーストーンなので、取り扱うショップも非常に少ないのが現状でしょう。

産出量が少ないというよりかは、実際には鉱物を産出するように掘って探せば沢山あるはずなのです。

しかし、ボージーストーンの産出地は「聖地」とされている場所で、掘ることを許されていなく、地表に顔を出したもののみしか採ることができないのです。

 

ボージーストーンが地表に顔を出す条件は、「天候」です。

天候の自然現象により、大地が削られたりすることで埋まっていたボージーストーンが現れるのです。

手が届く位置にあるはずなのに届かない…
これもなんだか男女関係を表しているように思えてきますね。

 

ボージーストーンのヒーリング効果やエネルギー

  • 強力な浄化作用
  • 爆発的な生命力
  • メンタル強化
  • カリスマ性を高める

ボージーストーンはこんな方におすすめ!

ボージーストーンは、男女ペアで持つ「ペアストーン」として有名なパワーストーンです。

ボージーストーンをペアで持つときは、ゴツゴツしたほうを男性が、表面のツルツルした綺麗な方を女性が持ちます。

これをもった二人が近づくと、エネルギーのバランスを整え調和し最高の関係が築けるといいます。

 

現在では、ペアストーン以外でもヒーラーの間で有名です。

ボージーストーンには、巨大で爆発的な生命エネルギーが詰まっているといわれ、これを持つことであらゆる肉体強化ができるといわれています。

そのことから「賢者の石」といわれることもあり、アメリカでは人気のある存在となっています。

 

ボージーストーンの浄化・お手入れ方法

クラスター

さざれ石

太陽光

(日光浴)

月光

(月光浴)

セージ
× ×

ボージーストーンは、塩と水にとにかく弱いパワーストーンです。

決して塩や水を使った浄化はしてはいけません。

 

ボージーストーンの鉱物データ

英名 boji stone(ボージーストーン)
和名

褐鉄鉱(かってっこう)

主な産出地

アメリカのカンザス州のみ

主な色彩

一般的に黒色

モース硬度 6.0~6.5ほど
比重
光の屈折率
組成・構成

FeS2、FeOOH|nH2O

結晶系
へき開性 なし

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