金ピカの天然サイコロか!?パイライトの芸術立体すぎるキューブ型の原石


スポンサーリンク


Pocket

パイライトの面白い形の原石を手に入れました。

面白い形といっても、パイライトの原石は基本的に「サイコロ」の形に形成されることで知られていて、原石で市場に出回っているもののほとんどが画像にあるようなキューブ状のものです。

 

それが、他の鉱物(母岩)の一部にくっついた状態となっているので置物などにはぴったりですよね。

ここでは、パイライトの原石のお話をさせて頂きますね!

このキューブ状のパイライトは「天然?」「人工物?」

pyrite_g02

パイライトっていうと、パワーストーンアクセサリーでもなかなか人気のある種類の一つで、黄金色(完璧な金色という意味合いで。。。)とまではいきませんが金色のパワーストーンとして知られています。

そのパイライトが見せる原石の姿を見たことがある方はいるでしょうか。

 

鉱物コレクターであればまず知っている種類だとは思いますが、このパイライトは原石だと全てではありませんが、中にはほぼ完璧なキューブ状で産出されることがある面白い姿の鉱物なのです。

初めて見る方は、これがパイライトを加工して作った「人工物」だと思われるかもしれませんが、実は一切手を加えていない天然ものです。

 

まさに天然サイコロですよね!(笑

 

 

パイライトの歴史についてちょっとだけ…

pyrite_g03

実はこのパイライト、かつてはあのダイヤモンドの代用品として利用されたことのあるスゴイやつなんです。

パイライトは多面体にカットすることで、この鉱物にしか見られないような独特な輝きが見られます。

 

その輝きがダイヤモンドとはまた違った美しさが評価され、主にマルジカットと呼ばれる装飾品に利用されていました。

ちなみに現在でもパイライトで作ったアンティーク調のマルジカットは人気があります。

 

 

パイライトの面白い話

pyrite_g04

パイライトは「fool’s gold(愚か者の黄金)」と呼ばれることがあります。

愚か者の黄金???

 

なぜそう呼ばれるのかは、かつてパイライトを黄金(Gold)と見間違える人が多かったからだといわれています。

いくらダイヤモンドの代用品に利用された鉱物とはいえ、パイライトはかなり安価な鉱物です。

 

これを貴金属とも呼ばれる黄金と見間違うほど愚かなことは無いということなんでしょうね。

実際には曇ったような金色で、本物の黄金とは色合いが全く違います。

とはいえ、土のなかからこんな金色っぽいものが出てきたら黄金と思ってしまうのも無理はないでしょうね(笑

 

pyrite_300

ちなみにコレがパイライトのビーズです。

うん。。。全然黄金じゃない。

 

 

パイライトの魅力!

パイライトといえばあのラピスラズリを構成する鉱物の一つなんです!

ラピスラズリは多くの鉱物が合わさってできている鉱物なんですが、基本的に色彩は「青」!

まさにラピスブルー?といったとこですね。

pyrite_g05

このラピスラズリの表面にキラキラと星のように輝く金色の光はあまりにも有名です。

そう、この金色こそがパイライトが入り込んでいる部分なのです。

 

つまり、金色の光の正体はパイライトだったんです!

画像の線で示している部分以外にも全体的に散りばめたように金色の部分がありますよね。

これは全てパイライトです。

 

ラピスラズリは「天空に煌く星の破片」という有名な言葉があるように、「星空」などと表現されることが多いですが、パイライトなしではこの「星」を作り出すことができないんですね。

パイライトは、パワーストーンでもトップクラスの人気を誇るラピスラズリの重要な存在だったんですね!

 

関連記事

パイライトについてもっと詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
⇒ パイライト|パワーストーン・天然石の意味辞典

スポンサーリンク