5月17日に、スイスのジュネーブで「宝飾品」のピンクダイヤが競売にかけられました。
大粒で希少なカラーであることから以前から注目していましたが、私の予想を上回る高値で競り落とされたのでちょっとびっくりです(汗
落札額は、なんと約34億円!
これは、宝飾品として利用されるピンクダイヤでは、史上最高値となります。
今回は、この希少とされる、このピンクダイヤにスポットを当ててみたいと思います。
5月17日に史上最高値を更新したダイヤとは?
5月17日にスイスのジュネーブで開催された競売に出品された宝飾品のピンクダイヤは、可愛らしい洋梨、または大粒の涙といったような形状をしていました。
正確には「ファンシー・ビビッド」のピンクダイヤ、つまり「濃く」「美しい」というジュエリー品質の中でも特に希少なものなんですね。
記事のURL:最大級ビビッドピンクダイヤ、過去最高34億円で落札(ヤフーニュース)
実はこのダイヤの落札予想額は、30億~41億と以前から推定されていましたが、少し前に立て続けに超希少のダイヤのニュースがあったばかりなので、多少は値下に影響があったりするかなぁと思っていましたが、全くそんなことありませんでした。
このピンクダイヤを落札したのは、個人のコレクター方でした。
今回の競売では、会場に集まった150人を前にして、他に電話で競売に参加した方が2名いました。
そのうちの一人(アジア圏から)が、このピンクダイヤを落札したのです。
その落札額は約34億で、宝飾品ピンクダイヤでは最高値を記録しました。
天然石の原石などを集めているコレクターでも同じことが言えますが、とにかく美しいものに出会ったときはなんとしても手に入れたいと思うのが普通です。
別に天然石に限ったことではないですよね。
普通、個人で35億も電話で買うなんてできませんから、おそらくは相当な富豪の方であるに違いないでしょう。
こんなすごい人の鉱物コレクションを一度でいいから拝見してみたいものです。
ピンクダイヤの希少性
ブルーダイヤやブラックダイヤなど、ダイヤモンドは透明だけじゃなく色彩を持つものも存在します。
それは今回のピンクダイヤでも既にご存知ですよね。
ダイヤモンドの超希少カラーは、「レッド」「バイオレット」があり、それと同じくらい価値あるカラーとしては「ブルー」があります。
そして、それに次ぐ希少性を持つのが「ピンク」です。
ピンクは、見た目によっては赤紫色っぽくも見えるので「パープル・ダイヤ」とも言われます。
競売で高値が付くダイヤのほとんどが「ブルー」と「ピンク」です。
レッドとバイオレットは超希少種であるため、滅多に美しい結晶を見られるものではないのです。
ただ、先日バイオレッドダイヤの超高品質で大粒のニュースがあったばかりです。
もしかしたら、このバイオレットダイヤも近いうちに競売にかけられ、宝石業界をにぎわす様なニュースが入ってくるかもしれません。
その超希少種、バイオレットダイヤについての記事もあわせてご覧ください! ⇒ 豪で発見!超希少種のカラーダイヤがついに姿を現す!そのカラーとは?
また、ダイヤモンドのカラーやその希少性について詳しく書いた記事も宜しければ一緒にご覧ください! ⇒ 実は多彩なカラーバリエーションを持つ「ダイヤモンド」
最後に
ダイヤモンドと聞くだけで「超高い」というイメージがありますが、最高峰クラスのダイヤにもなると、BIG当選しても全然購入できないほどの価値が与えられるんですね。
ちなみに、同日で他に出品されたブルーダイヤが約18億で落札されているんですって!
ダイヤ恐るべし・・・。
いや、真に恐るべきはそれを購入する側なのかもしれないね(笑