海のように美しい石で有名なアクアマリンは、3月の誕生石としても知られます。
一般的に海の様な色彩の”シーブルー”が美しい鉱物ですが、中には他の鉱物を内包して独特の姿をみせる珍しいアクアマリンが存在します。
有名なのが、ルチルを内包する「アクアマリンルチライト」です。
ここではアクアマリンルチライトについて説明していきます。
アクアマリンルチライトについて
アクアマリンとルチルは、どちらも知名度が高く人気のパワーストーンで知られます。
アクアマリンは3月の誕生石でも有名で、パワーストーンショップであればもはや定番商品として取り扱うショップがほとんどでしょう。
アクアマリンの石言葉に「幸せな結婚を象徴する」があり、特に女性の方から人気の高いパワーストーンです。
一方のルチルですが、ルチル自体は鉱物に内包して存在することが多く、有名なものが水晶(クォーツ)の中にルチルが入り込んだ「ルチルクォーツ」でしょう。
金の線が無数に入っていることから”金銭”を呼び込むお守りとして有名です。
アクアマリンとルチルは知名度が高いですが、この二つが合わさったアクアマリンルチライトという名前を聞いたことがある方はいるでしょうか?
おそらく聞いたことも、その存在すらも知らなかったという方が多いのではいでしょうか。
それもそのはず、アクアマリンルチライトは「レアストーン」で、非常に貴重な鉱物だからです。
そのためなかなか実物をお目にかかる機会はない鉱物です。
流通量は確かに少ないですが、ルース状のものがほとんどでビーズ状のものはほぼ無いと思ってよいかもしれません。
アクアマリンルチライトの特徴
「アクアマリンといえば青!」というくらい青い石というイメージが強いパワーストーンで知られます。
しかしアクアマリンルチライトは、大抵の場合”深いグリーン”の発色をしています。
透明度のある青緑色といった色彩で、単にアクアマリンの中にルチルが内包されたというだけじゃなく、色彩にも若干の違いが現れています。
また、ルチルクォーツでも同じですが針状のものが無数に入ったものは繊維状となった見事な模様が見られます。
アクアマリンはマルチカラーの鉱物(多くの色彩が存在する)ですが、本来の成分に由来する発色なのか、もしくは他の鉱物などのインクルージョンによる発色なのかははっきりと分かっていない”未知の鉱物”なのです。
美しいアクアマリンルチライトを手に入れたら大切にしてあげてくださいね!