革紐を使用したアクセサリー、特にブレスレットを使用している方からよくあるお問い合わせに「革紐の修理はできるか?」というものがあります。
人気のチャンルーブレスレットの普及による影響も大きいのかもしれません。
革紐はお洒落なんですが、時の経過とともに劣化してモロくなってくるんですよね。
最悪の場合、ちょっと引っ張るとブチッと切れてしまうこともあります。
革紐が切れてしまった場合は、その革紐ごと「交換」、物によっては買い直した方が早い場合がほとんどでしょう。
消耗品なので劣化していくのはしょうがなく、こればかりはどうすることもできません。
ただし、日々の手入れや保管で劣化を遅らせる(長持ち)ことは可能です。
ここでは、革紐の「手入れ」と「保管方法」について説明していきます。
革紐の大敵「水」
チャンルーのラップブレスレットに使用されているような丸い革紐って、結構太さがあるので切れることなんてまずありえないと思われるかもしれません。
※購入したばかりで切れてしまうのは、論外で間違いなく不良品なので即交換、又は返品(返金)してもらうようにしましょう。
購入間もない頃はとても丈夫ですが、徐々に劣化して硬くなっていくんですね。
特に気をつけなくてはいけないのが「水分」です。
財布や革靴でもそうですが、雨などによる水分の吸収を避けるため、専用のクリームや防水スプレーをかけたりする手入れをしますよね。
革紐も同じで、革製品であることに違いは無いので、とにかく長持ちさせるには水を避けなくてはいけません。
アクセサリーの場合は、革製品が大部分を占めるものであればクリームやスプレーを塗るのもアリでしょう。
ただ、天然石ビーズだとか他の色々なものと組み合わさっている製品では難しいところです。
手入れ方法
水分が付着したらそのまま放置せずに、柔らかい布なので拭き取りましょう。
特に、暑い夏なんかに身につけていると汗がよく付着してしまうんですね。
汗には塩分も含まれるので、これを綺麗に拭き取るには最初に少し湿らした布で拭いた後に、乾いた布で乾拭きしてあげるといいでしょう。
保管方法
※画像は以前に作った「チャンルー”風”ブレスレット」です。
水分は雨水のように目に見えるものだけではありません。
「湿度(湿気)」にも気をつけなくてはいけません。
できれば風通しの良い場所に保管するのがいいですが、家の中で風通しの良い場所なんてどこにでもあるというものではないですよね。
そんな時に、画像のような「ポーチ」があると便利です。
画像のポーチはブレスレット専用のもので、アクセサリーショップなんかによく売っているものです。
専用のものでなくても、アクセサリーがすっぽりと入るものであれば何でも使用できますね!
これで湿気対策もバッチリ!
何もしないで普通においておくより断然、革紐を長持ちさせることができます!
取り外したときの「手入れ」と「保管」を怠らないことが革製品を長く愛用するポイントなんですね。