北投石という鉱物は、北投温泉から発見されたパワーストーンで現在でもごく限られた場所でしか産出が確認されていない珍しい石です。
温泉から発見されたなんて、すごく健康にいい鉱物だってイメージがありませんか?
事実、健康維持によい鉱物として注目を集め、さらにはメディアで大々的に取り上げられたこともあるくらいなのです。
北投石の色彩は白地に小さな黒の点が無数にあるのが特徴です。
健康維持のパワーストーンとしては、是非おすすめしたい存在。
このページでは、北投石について詳しく説明します。
北投石について
北投石は、北投温泉から発見されたことに因んでこの名前が付けられていますが、実際には完全に独立した種類の石ではなく含鉛重晶石の重晶石(バライト)の亜種に属する鉱物です。
温泉から発見された鉱物ということで健康面での注目され、調べたところ「ラジウム」を含み、微量の放射線を発生させる鉱物であることが判明しました。
放射線はとても怖いイメージがありますが、微量の放射線というのはむしろ体に有益な作用を与えてくれます。
つまり、北投石は科学的に健康によい鉱物であるといえるのです。
この鉱物が産出されるのは、台湾にある北投街にある北投温泉の他、秋田県の玉川温泉でしか産出されません。
北投石は天然記念物に指定されている存在なので、もちろん今は採掘することが禁止されています。
しかし、健康面での注目は高く、メディアで癌(ガン)を治す効果があると取り上げられたことがきっかけで、需要が高まり盗掘が後を絶えないといいます。
色彩は、ホワイトカラーが中心ですがパワーストーンとして出回っているものは、細かな黒の斑点が無数に見られるのが特徴です。
まるで雪が降り積もった風景だったり、チョコチップが入ったアイスクリームのような可愛らしい姿にも見えます。
似たようなパワーストーンではダルメシアンジャスパーがありますが、ダルメシアンジャスパーはやや黄色みががったホワイトの地で、さらに黒い模様が大きいので並べてみると違いが一目瞭然です。
北投石の意味・歴史
北投石の石言葉
- 深い癒し
北投石の歴史・伝説
北投石とは、もともと台湾にある北投街にある北投温泉で発見された鉱物です。
始まりは1905年に地質学者である岡本要八郎氏が瀧乃湯(北投温泉)で入浴したときに見つけた鉱物を気になって持ち帰ったのがきっかけでした。
後に日本の玉川温泉でも産出が確認されます。
この鉱物が瀧乃湯(北投温泉)発見されたのと同じもだったのです。
現在までに北投石が産出される場所は、台湾の北投温泉と秋田県の玉川温泉のみです。
やはり北投石とは温泉地帯からしか発見されないのかもしれませんね。
ただ、産出場所は現在でも2箇所のみだということから、どのような条件で生成されるかまでははっきり分からないといえます。
台湾の北投石は2000年に自然文化景観に指定されました。
一方、日本の玉川温泉の産出される北投石は、1922年に天然記念物に指定され、さらには1952年に特別天然記念物に指定されています。
北投石やエネルギー
- 健康維持のお守りとして最適
北投石はこんな方におすすめ!
北投石が発見される玉川温泉と北投温泉は、古くから”どんな病も癒す”といわれてきた場所です。
そこでしか発見されない北投石には、どんな病も癒したり、遠ざけたりするパワーがあるといわれます。
ラジウムを含み、微量の放射線を放出することから、健康によいことが科学的に実証されている鉱物なので、健康維持のお守りが欲しいという方にはお勧めのパワーストーンです。
北投石の浄化・お手入れ方法
クラスター
さざれ石 |
太陽光
(日光浴) |
月光
(月光浴) |
塩 | 水 | セージ |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
全ての浄化に適しています。
高度が低いパワーストーンなので、衝撃には十分な注意が必要です。
北投石の鉱物データ
英名 | hokutolite |
和名 |
北投石(ほくとうせき) |
主な産出地 |
台湾(北投温泉)、日本(玉川温泉) |
主な色彩 |
白色、黒色 |
モース硬度 | 3~3.5 |
比重 | 4.60~4.80 |
光の屈折率 | – |
組成・構成 | (Ba、Pb)SO4 |
結晶系 | 斜方晶系 |
へき開性 | なし |