今回はハックマナイトというちょっと珍しいパワーストーンをご紹介させて頂きます。
なんと、このパワーストーンは紫外線を当てると色彩が変化する性質を持っているのです!
和名をハックマン石という、なんともカッコいい名前を持つユニークなパワーストーンでもあるんですね。
ハックマナイトは、薄暗くブラックライトが照らされているお洒落な空間では本当に美しい色彩の変化が見ることができます。
不思議なパワーを持つ美しいパワーストーンをお探しの方はハックマナイトを是非チェックしてみてください。
このページではハックマナイトについて詳しく説明していきます。
ハックマナイトについて
ハックマナイトは、パワーストーンでも名が通っているソーダライト(方ソーダ石)の”変種”または”亜種”にあたり、同じ珪酸塩鉱物の一種です。
ハックマナイト最大の特徴ともいえる色彩の変化は、鉱物の中に含まれる成分のひとつである「硫黄」によるものです。
中に含まれる硫黄成分が紫外線を吸収して、色彩を変化させるのです。
紫外線の強弱でも色の変化に違いがあり、直射日光の当たる強い紫外線だと数分で紫外線を吸収してたちまち色の変化が楽しめます。
また、ブラックライトが設置されている建物内では外の環境とは異なる紫外線量のため、また違った姿が見られることもあり、薄暗い空間では光って見えることもある面白い現象が見られることもあります。
そして、紫外線を当てるのを止めると元の色に戻り、この現象は繰り返し何度でも楽しめるのです。
ハックマナイトに含まれる成分や硫黄の量によってもともとの色彩にもバラつきがあるため当然、色彩の変化にもバラつきが見られます。
つまり、一つ一つ異なる姿が見られるのもハックマナイトの魅力なのです。
色彩は淡い紫から濃い紫が多いですが、中には鮮やかなピンクやグリーン色を見せるものもあります。
また、ソーダライトでも目立つ白っぽい部分をところどころに持つものなど様々な姿のハックマナイトが存在します。
宝石では多色性といって光を当てて色んな角度から見ると様々な色彩が見られるものがありますが、これは屈折率によるもので中に含まれる成分は関係していません。
ハックマナイトはこのような多色性とは全く異なり硫黄成分が紫外線を吸収して、石そのものが色を変える非常に珍しいパワーストーンなのです。
また、ハックマナイトのような紫色のパワーストーンも珍しいカラーなのです。
紫といえばアメジストがあまりにも有名ですが、他に紫色のパワーストーンといったら何が思い浮かぶでしょうか。
実は、透明度のある紫色のパワーストーンはアメジスト以外には存在しません。(アクセサリーとして身につけられるもの)
その他の紫色のパワーストーンは、透明度こそありませんがスギライトやチャロアイトといったレアストーンばかり名を連ねているのが分かるかと思います。
このことからハックマナイトはとても高貴な色彩であることが分かりますね!
ハックマナイトの意味・歴史
ハックマナイトの石言葉
- 永遠
- 理想
- 洞察力
ハックマナイトの歴史・伝説
ハックマナイトは1980年代に、ロシアのコラ半島で発見された新しい鉱物で、名前の由来は発見者である地質学者のビクトル・ハックマンの名前から付けられました。
屈折率で様々な色彩を魅せる多色性とは異なり、紫外線を吸収して色彩が変化する性質が話題を呼び、コレクターから特に人気があるパワーストーンとなりました。
ハックマナイトはソーダライトの変種または亜種としてしられ、言い方を変えると「ソーダライトが紫外線を吸収して色彩が変化するもの」がハックマナイトということになります。
この色彩の変化は、硫黄成分が紫外線を吸収することで起こる現象で「フォトクロミズム」や「テネブレッセンス」などと呼ばれます。
紫外線から離せば元の色彩に戻り、また紫外線を浴びせれば色彩が変化する。
この面白い現象を何度でも楽しめるパワーストーンであるため、近年ではアクセサリーとしても注目が集まってきています。
ハックマナイトによるヒーリング効果やエネルギー
- 永遠を象徴し、継続のパワーをもたらす
- 自分の想い描く理想を現実へと変化させる
- 物事の本質を見抜く
ハックマナイトはこんな方におすすめ!
ハックマナイトは永遠と理想の象徴といわれるパワーストーンです。
継続的で一度はじめたことはなんとしてもやり遂げ、自分が想い描いている未来の絵を引き寄せるパワーがあるといわれています。
かなり明確な目標があり、それに向かって努力を惜しまず現在進行中で頑張っているという方に、ハックマナイトは強力な味方となってくれるでしょう。
ハックマナイトの浄化・お手入れ方法
クラスター
さざれ石 |
太陽光
(日光浴) |
月光
(月光浴) |
塩 | 水 | セージ |
○ | ○ | ○ | × | × | ○ |
塩分と水に弱い性質があるので、塩を使った浄化と水浴での浄化は避けるようにしてください。
アクセサリーとして身につける場合は、水分が付着したら拭き取ってあげる処置が必要です。
また、保管する際に汗や汚れなどを軽く拭き取ってあげるといいでしょう。
ハックマナイトの鉱物データ
英名 | hackmanite(ハックマナイト) |
和名 |
ハックマン石 |
主な産出地 |
ロシア、アフガニスタン、ブラジルなど |
主な色彩 |
紫色、青色、緑色、赤色、桃色、白色、透明など |
モース硬度 | 5.5~6 |
比重 | 2.25 |
光の屈折率 | 1.48~1.49 |
組成・構成 |
Na8Al6Si6O24(Cl、S)2 |
結晶系 | 等軸晶系 |
へき開性 | 1方向に明瞭 |
ハックマナイトとの効果的な組み合わせ
ハックマナイトを使用した効果的な組み合わせ一覧表です。
ハックマナイト + ジェムシリカ |
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