ルビーは真紅の宝石と称される美しいまでの”赤”が有名で、まずルビーを知らないという人はいないでしょう。
世界四大宝石のひとつに数えられる存在で、古くから人々を魅了して止みません。
パワーストーンアクセサリーとしても多く市場に出回っており、ジュエリー同様に人気が高いパワーストーンとなっております。
赤系の色彩の中でも、ルビーの発色は独特で他の赤いパワーストーンでは見られないような姿が特徴的です。
そしてルビーの独特な赤色の発色は男性、女性ともに人気が高いパワーストーンです。
世界的に有名な赤いパワーストーンが欲しいという方はルビーをチェックしてみてください!
このページでは、ルビーについて詳しく説明していきます。
ルビーについて
宝石の女王と称される美しい赤色のルビーは、世界で一番硬いダイヤモンドに次ぐ硬度を誇る鉱物で有名です。
コランダム石という鉱物の中で、赤色の色彩をしているもののみルビーと呼びます。
同じコランダム石で”青色”で有名なサファイアがあります。
実は、鉱物学ではコランダムの中で赤色の発色のものをルビー、それ以外の色彩はサファイアとされています。
コランダム石は多くのカラーバリエーションを持つ石で、ピンクやオレンジのような色彩のものを「パパラチア・サファイア」と呼ぶことでも有名です。
ダイヤの次に硬い鉱物で多くの色彩の中で赤のみしかルビーと呼ばないことから、希少価値が極めて高い鉱物です。
ルビーの美しい赤色の発色は主にクロムによる発色です。
ジュエリーとして最高の評価を受ける鮮やかな赤に若干青みを帯びたルビーを「ピジョンブラッド」といいます。
ピジョンとは「鳩(はと)」でブラッドは(血液)を表すように、鳩の血をイメージした色彩ということになります。
ピジョンブラッドの産地はミャンマーが有名です。
また、チタンの他に鉄分やイオンなどの不純物が含まれると、紫帯びた色になったり黒に近い色になります。
このような色彩のルビーを「ビーフブラッド(牛の血液)」と呼ぶことがあります。
ビーフブラッドの多くはタイで産出されたものが多く見られます。
サファイアの産出地で有名なスリランカでも、美しいルビーが産出されることで有名です。
パワーストーンとして市場に出回っているもののほとんどは、不純物が含まれた”ビーフブラッド”と呼ばれる色彩のルビーです。
色が真っ赤というよりは、少し紫に近い色に見えるものが多いはずです。
ごく小さい2mm~3mmほどのものだと、綺麗で鮮やかな赤色が見られるものも多いです。
ルビーのような主に宝石として知られる鉱物は、”カット”することでその魅力がさらに引き立ちます。
多くの面をカットする多面カットを施したルビーは、光が反射してキラキラと光り輝いて見えます。
パワーストーンでもルビーを扱うショップが非常に多くなってきています。
不純物が含まれたビーフブラッドの流通量は比較的多いのが理由になっていると思います。
一見、ルビーという文字を見ただけでも手が出せないような値段なのではないかと思うかもしれませんが、小さいものは比較的安価で取引される場合が多い鉱物です。
パワーストーンのビーズだと色彩にもよりますが、綺麗なものだと6mmからでも高価になります。
大きいものだとかなりの高価ですが、美しい発色のものは少ないので綺麗な大粒のルビーをお目にかかれるのはごく稀でしょう。
小さいものでも存在感たっぷりなので、特に綺麗な色彩のルビーは小さいものほどよく見られる傾向にあるので、カットを施されたキラキラ光るルビーでアクセサリーを作るととってもお洒落ですよ!
また、比較的安価で楽しめるのもいいですね。
ルビーの意味・歴史
ルビーの石言葉
- 勝利
- 威厳
- 強い意志
- 情熱
- 生命力
- 魅力
- 金運
- 恋愛成就
ルビーの歴史・伝説
ルビーの名前の由来は、ラテン語で赤色を指す「ruber」から付けられた名前です。
世界で最も硬い鉱物で知られ、これより硬いもがあるとすればダイヤモンドのみしか存在しません。
ルビーはコランダムグループに属する鉱物で、赤色の発色をしたものを指します。
この美しいまでの赤色の発色の元になっているものは、クロムが主な発色原因となっています。
クロムは結晶の発達を妨げる原因になる物質なので、ルビーの大きい結晶はほとんど見ることができないといいます。
ルビーそのものの歴史は古いですが、鉱物学が進んでいないころは他の鉱物と見分けが付けられず、全く異なるものをルビーと呼んでいた時代もあります。
コランダム石と良く似た鉱物ではスピネルが有名です。
現在では黒色の「ブラックスピネル」でアクセサリーとして有名な鉱物ですが、このスピネルもコランダム石と同じく様々な色彩を魅せる鉱物で知られます。
また、スピネルは硬度が高く宝石質のような艶や輝きを持っているため、昔はルビーやサファイアと見分けが付けられず、実際にスピネルを「ルビー」「サファイア」として流通していたそうです。
有名なのが、スペインの国王がイギリス皇太子に贈った”ルビーを飾った王冠”である「ブラックプリンス・ルビー」です。
もちろん名前にもルビーが付いているように、当時はこの王冠を飾っていた宝石がルビー以外の宝石だと疑う人はいなかったでしょう。
しかし、後にルビーではなくスピネルだということが判明したのです。
ダイヤモンド、サファイア、エメラルドに並ぶ世界四大宝石の一つに数えられ、カーネリアンと並んで7月の誕生石でも有名です。
ルビーによるヒーリング効果やエネルギー
- 勝利を呼び込むパワー
- 強靭な意志を与える
- 女王の如く魅力を高める
- 金運のお守り
- 恋愛成就のお守り
ルビーはこんな方におすすめ!
ルビーは宝石の女王と呼ばれるパワーストーンで、女性が身に付けると魅力を最大限に引出し女王の如く美しい人間になれるようサポートしてくれるといいます。
また、男性の方が身に付けるとカリスマ性を発揮してリーダーや中心人物的な要素を高めることができるといわれています。
ジュエリーとしても非常に人気の高い赤色カラーは男性、女性にもオススメのパワーストーンです。
ルビーの浄化・お手入れ方法
クラスター
さざれ石 |
太陽光
(日光浴) |
月光
(月光浴) |
塩 | 水 | セージ |
○ | × | ○ | × | ○ | ○ |
紫外線に長時間さらすと退色の原因になる場合があります。
ルビーの貴重な赤い色彩が損なわれることがないよう日光浴での浄化は避けたほうがいいでしょう。
また、塩にも弱い性質があるので塩での浄化も避けるようにしましょう。
硬度はかなり高い鉱物なので、アクセサリーの場合は安心して身に付けることができるでしょう。
ルビーの鉱物データ
英名 | ruby(ルビー) |
和名 |
紅玉(こうぎょく) |
主な産出地 |
スリランカ、マダガスカル、コロンビア、 |
主な色彩 |
赤色 |
モース硬度 | 9 |
比重 | 3.99~4.05 |
光の屈折率 | 1.76~1.78 |
組成・構成 | Al2O3 |
結晶系 | 六方晶系 (三方晶系) |
へき開性 | なし |
その他 | 7月の誕生石 |
ルビーとの効果的な組み合わせ
ルビーを使用した効果的な組み合わせ一覧表です。
ルビー + サファイア |
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