ブラックスターとは、ダイオプサイトというパワーストーンの色彩が真っ黒のもので、さらに光を当てると十字の”紋章”を現す幻想的な鉱物に名づけられた名称です。
ダイオプサイトといえば多くのカラーを持ちますが、中でも特に人気のあるのが緑色の発色をした「クロムダイオプサイト」です。
この緑色のダイオプサイトを知っている方が見ても、ブラックスターと同じ鉱物だとはとても思えないほど姿に違いがあります。
このページでは、ブラックスターについて詳しく説明していきます。
ブラックスターについて
ブラックスターとは、ダイオプサイトの色彩が真っ黒で、光が当たると十字の輝きを表すものを指します。
この十字模様が「星」のように見えることと、漆黒のようなしきさいであることから「ブラックスター」と呼ばれるようになったのです。
ダイオプサイトといえば、エメラルドと同じ発色原因である「クロム」が含まれると濃い緑色になる「クロムダイオプサイト」があまりにも有名であるため、ブラックスターの存在を知る方は少ないはずです。
知っていても、まさか同じ石だったなんて思わないほど異なる姿をしているのです。
このブラックスターは見事無くらいシルバーアクセサリーとの相性が抜群です。
実際にブラックスターには大抵、シルバーパーツと組合わせられているデザインのものがほとんどです。
ただ黒いパワーストーンだけではなく、若干の透明感や艶(つや)があり、それに十字の模様が現れることから、お洒落というよりかは「とにかくカッコいい」デザインのものが作りやすいです。
そんな見事なパワーストーンであるにも関わらず、現在はまだ知名度が低くあまり知られていない存在。
今後、人気の出る可能性のあるパワーストーンの一つであるに違いありません。
ちなみに、見た目がほぼ同じパワーストーンが他にも存在します。
それは、誰もが知る名前の「サファイア」です。
サファイアにも真っ黒の色彩に、光が当たると星の様な輝きである「スター」を見せるものが存在します。
しかし、ブラックスター(ダイオプサイト)とは全くの別物とされます。
ダイオプサイトの場合は「十」と4方向に光が伸びるのに対し、サファイアの場合は「Ж」と6方向に光が伸びるという特徴があります。
このようなサファイアの場合は「スター・サファイア」と呼ばれています。
ブラックスターの意味・歴史
ブラックスターの石言葉
- 強化
- 絆
- 情熱
- 生命力
ブラックスターの歴史・伝説
ブラックスターとは、黒いダイオプサイトに十字の光を見せることから付けられた名称です。
ですのでブラックスターとは鉱物名ではなく、流通名などで使用される名前なのです。
シルバーアクセサリーとの相性が非常によいことから、シルバーやメタルパーツと組合わせて流通されていることが多いパワーストーンですが、あまり知名度の高くないパワーストーンであるため、この存在を知る人が少ないというのが現状です。
とても魅力的なパワーストーンなので、今後人気が高まってくることでしょう。
ブラックスターやエネルギー
- 意識を高める
- 絆を強くする
- 強力な生命力
- カリスマ性を発揮
ブラックスターはこんな方におすすめ!
ブラックスターは、意識を高めたり強化するパワーのある石だといわれます。
他の一切のマイナス要素を払い除けたり、また取り入れずに強い意識を持つことで、まっすぐ目標や夢へと突き進むパワーを与えてくれるでしょう。
ブラックスターの浄化・お手入れ方法
クラスター
さざれ石 |
太陽光
(日光浴) |
月光
(月光浴) |
塩 | 水 | セージ |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
すべての浄化に適しています。
高度は高くもなく低くもないといったところです、ジュエリーやパワーストーンアクセサリーの場合は衝撃には注意が必要です。
ブラックスターの鉱物データ
英名 | black diopside(ブラックダイオプサイト) |
和名 |
透輝石(とうきせき) |
主な産出地 |
ロシア、スイス、パキスタンなど |
主な色彩 |
黒色 |
モース硬度 | 5.5~6 |
比重 | 3.22~3.43 |
光の屈折率 | 1.67~1.71 |
組成・構成 | CaMaSi2O6 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開性 | 明瞭 |