アンデシンは赤色や緑色が混ざった美しい色彩を見せるパワーストーンで、透明感もある姿はとても高級感があります。
宝石店で並ぶようなジュエリーとしても流通してる石で、ルビーのような濃く鮮やかな赤色のアンデシンも存在するように実際にとても高級なパワーストーンであることが分かります。
このアンデシンという鉱物は発見されて間もない鉱物ですが、非常に希少価値の高いものとして扱われています。
このページでは、アンデシンについて詳しく説明していきます。
アンデシンについて
アンデシンはラブラドライトやムーンストーン、サンストーンが属するフェルドスパーという鉱物の一種です。
その中のプラジオクレース(斜長石)に属するアンデシンは、主にアノーサイトとアルバイトという成分の比率で名称が決まります。
アノーサイト(灰長石) :0~10%
ビトーナイト(亜灰長石):10~30%
ラブラドライト(曹灰長石):30~50%
アンデシン(中性長石):50~70%
オリゴクレース(灰曹長石):70~90%
アルバイト(曹長石):90~100%
※プラジオクレースで、%はアルバイトの比率を表しています。
残りの比率はアノーサイトとなります。
アンデシンは、ラブラドライトとオリゴクレース(サンストーンが有名)の中間に位置する鉱物で、両方の成分を半分ずつ持っている鉱物がアンデシンなのです。
このちょっとの比率のズレで、ラブラドライトと鑑定されたりサンストーンと鑑定されたりします。
主に赤色や緑色の色彩をしたものを多く見るパワーストーンですが、他にも灰色、橙色や無色透明のものまで存在する多彩な鉱物でも知られています。
アンデシンの中には光を当てると、屈折率の関係で他の色彩が浮かび上がる多色性のような性質が見られるものまで存在するためジュエリーとしても人気があります。
また、この赤色や緑色の色彩にラブラドライト最大の特徴である神秘的な輝きの”ラブラドレッセンス”やムーンストーンのような”シラー”が見られるものがあります。
アンデシンは、近年見つかった新しい鉱物で、主にチベット・コンゴ共和国・モンゴルなどから産出されます。
産出量が極めて低く、過酷な条件の下でしか産出できないような貴重な宝石のため、非常に高価で取引されるパワーストーンなのです。
このアンデシンという名前は、南アメリカの巨大な山脈で知られるアンデス山脈から多く産出されることから付いた名前で、もともとパワーストーンの宝庫といわれるアンデス山脈の中でも特に産出量に少ないアンデシンは「アンデスの秘宝」ともいえる存在といってもいいでしょう。
アンデシンで有名なのは、チベット産のもので特に希少価値が高いためチベットナイトとも呼ばれます。
チベット産の美しいアンデシンはジュエリーなどに使用され人気があります。
アンデシンの意味・歴史
アンデシンの石言葉
- 万物の調和
- 適応
- インスピレーション
アンデシンの歴史・伝説
アンデシンの名前の由来はアンデス山脈から多く産出されることにありますが、実は最初に発見されたのは2002年にコンゴ共和国で見つかった鉱物なのです。
発見されたのが2000年以降とつい最近発見された新しい鉱物です。
2000年に入るまで発見されずにいたアンデシンは、産出される場所が人が到達しにくい過酷な条件の下でしか取れなかったり、結晶の量が少ないためでもあります。
パワーストーンアクセサリーでも美しいアンデシンが市場に出回っていますが、いずれも高価で取引されることが多いのはなんといっても希少価値がとても高いからなのです。
アンデシンはいわゆるレアストーンといわれるパワーストーンに相応しい存在で、透明感のあるアンデシンはまるで琥珀のような美しさがあります。
アンデシンによるヒーリング効果やエネルギー
- あらゆるものと調和するパワー
- インスピレーションを高める
アンデシンはこんな方におすすめ!
アンデシンは、無垢透明な水晶と同じような”どんなものにでも調和できてしまう”という「万物の調和」のパワーを持つパワーストーンです。
特に仕事面では、よい人間関係を築き上げることができるようサポートしてくれるでしょう。
人の上に立つリーダー的な立場の方は、部下からの信頼や人気を獲得したり、取引先の方との関係を深めて人脈を広げることができることでしょう。
水晶はどんなパワーストーンとも相性が良く、他のパワーストーンと組合わせることでそのパワーストーンの効果をさらに高めてくれることで有名です。
故に万物の調和という意味を持ちます。
アンデシンも水晶と同じようなパワーを持っていますので、様々なパワーストーンでブレスレットなどを作るときに、どこかに一つアンデシンを入れておくとそのブレスレット全体の効果を高める効果があります。
また、ラブラドライトのようにインスピレーションを高めるパワーストーンでもあるので、独特な発想や芸術的センスを身につけたいという方にもぴったりなパワーストーンといえるでしょう。
アンデシンの浄化・お手入れ方法
クラスター
さざれ石 |
太陽光
(日光浴) |
月光
(月光浴) |
塩 | 水 | セージ |
○ | × | ○ | ○ | × | ○ |
紫外線と水に弱いので、日光浴と水浴での浄化は避けるようにしましょう。
水晶のように自分自身で浄化する自浄作用が強いパワーストーンですので頻繁な浄化は必要ありませんが、定期的に浄化してあげることをオススメします。
硬度は高いパワーストーンなので、アクセサリーなどは安心して身につけることができるでしょう。
アンデシンの鉱物データ
英名 | andesine(アンデシン) |
和名 |
中性長石(ちゅうせいちょうせき) |
主な産出地 |
コンゴ、チベット、モンゴルなど |
主な色彩 |
赤色、橙色、緑色、灰色、無色透明など |
モース硬度 | 6~6.5 |
比重 | 2.55~2.67 |
光の屈折率 | 1.55~1.56 |
組成・構成 | Na、AlSi3O8=50~70 Ca、Al2Si2O8=30~50 |
結晶系 | 三斜晶系 |
へき開性 | 2方向に完全 |
アンデシンとの効果的な組み合わせ
アンデシンを使用した効果的な組み合わせ一覧表です。
アンデシン + ペリドット |
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