アクアマリンは、名前からも簡単に想像ができるように海の様なブルーの発色が美しいパワーストーンです。
ジュエリーとしても人気が高く、宝石店では透き通るような美しいアクアマリンが置いてあります。
通常、「アクアマリン」といえば透明度の高い美しい青色をしたものを指しますが、中には透明感のない優しいブルー色のものが存在します。
この乳白色を混ぜたようなブルーのアクアマリンを「ミルキーアクアマリン」と呼び、このタイプも大変な人気を誇ります。
このページでは、ミルキーアクアマリンについて説明していきます。
ミルキーアクアマリンについて
ミルキーアクアマリンは、ベリルという鉱物に属する石で、俗に言う「ベリルファミリー」の仲間です。
ベリルは多くのカラーバリエーションが存在し、その中で特に青色の発色のものをアクアマリンと呼びます。
ちなみに、あの有名なエメラルドもベリルフェミリーの仲間で、ご存知のとおり緑色の発色をしたものを指します。
つまり、アクアマリンとエメラルドは石そのものは全く同じで、色だけが違うだけなのです。
このことからアクアマリンってとっても高級な石だってことが分かりますね!
ではミルキーアクアマリンってどんな石なのかというと、ジュエリー質のアクアマリンは透き通るような透明度を持ちますが、ミルキーアクアマリンの場合は石の中に複数のインクルージョンやクラックが入り込んでいます。
インクルージョンといっても肉眼では確認できないほどのもので、これが多く含まれることで白っぽく見え、透明度のない姿になります。
分かりやすくいえば、アクアマリンの品質が低いものがミルキーアクアマリンです。
ミルキーアクアマリンは、内部にインクルージョンやクラックが多いため宝石としての価値はほぼ無いに等しいです。
そのため、アクアマリンの中では非常に安価でお買い求めできます。
逆に言うとミルキーアクアマリンというネーミングで高価なものはほとんどありません。
極端に高いものは、よく調べてから購入することをお勧めします。
また、乳白色をしているからといってあくまでも鉱物自体はアクアマリンですので、すべてが「ミルキーアクアマリン」と表示されているわけではありません。
透明度があるか無いかで判断し、透明度が高ければ高品質なアクアマリン、透明感がなくて白っぽく優しいブルーならミルキーアクアマリンと思ってよいでしょう。
綺麗な青に、白を混ぜた乳白色のブルーをしていることから「ミルキーアクアマリン」と呼ばれるようになり、パワーストーンアクセサリーではとても人気のある存在となっています。
ミルキーアクアマリンの魅力
ミルキーアクアマリンは、通常は透明度の高いアクアマリンとは対照的に”透明感のない優しいブルー”の発色があまりにも美しいことです。
ジュエリーでは「透明度」は必須ですが、パワーストーンをファッションとして楽しむ場合は、服に合わせたりバランスが大切ですよね。
実際に、透明度の高いアクアマリンではなく、ミルキーアクアマリンを選ぶ方も多くファッションアクセサリーとして大いに利用されているパワーストーンであることが伺えます。
特に青色が好きという方にはミルキーアクアマリンはぜひお勧めです。