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腕周りサイズ調整が自由自在!マクラメ「スライド式留め部分」の作り方

マクラメブレスレットでは定番の「スライド式の留め部分」というものがあります。

スライド式は、自分で自由に長さを調節することが出来る作となっているので、自分が求めている腕のサイズ”,(コンマ)数センチ”という限りなく細かなサイズまで思いのまま合わせることができるのです。

広げたり縮めたりすることで、全く同じブレスレットが、腕の細い方~太い方まで対応することが出来ます。

 

もしハンドメイドするのであれば、是非このスライド式の留め部分を自分で作ってみたいと思いませんか?

パッと見た感じ、難しそうに見えるかもしれませんが基本的な編み方させできれば簡単に作ることができます!

 

ここでは、スライド式の留め部分の作成方法について画像と共に詳しく説明していきますね。

マクラメ「スライド式留め部分」を作ってみよう!

ここでは、スライド式の留め部分の作り方を中心に説明していきます。

ブレスレット本体の作成や、編み方の種類等は別ページにまとめています。

 

用意するもの

今回作成する留め部分には、編み紐(30cmほど)を1本天然石などのビーズを2個使って作成していきます。

この作り方が基本的なものになるので、覚えてしまえば他のデザインにも応用していけます。

なので、この作り方をまずはマスターしてしまいましょう!

 

ちなみに、用意したのは「蝋引き紐30cm1本」と「天然石(ローズクォーツ)6mm×2個」です。

スライド式は、取り付けたビーズがゆらゆらと垂れ下がっている状態となるため、あまり大きいサイズは好ましくありません。

なので、個人的には6mm以下のものを推奨しています。

 

スライド式の作成開始!

まずは、編み紐の半分をひと結びにして輪を作ります。

 

ここでは、スライド式の留め部分の作成方法を中心に説明しますので、あとはスライド式を編み込みだけのところまで作成したブレスレットを使います。

ブレスレットの本体部分を一通り作ると、画像のように軸が余ります。

 

スライド式はこの部分が多少長くないといけませんので、長めに余すようにする必要があります。

 

その余った軸の部分を、さっき作ったひと結びの輪の中に通します。

 

そして、ギュッと締め付けます。

この部分はスライドするところになりますので、あまりキツク締めすぎるとスライドがスムーズに滑らないので、あまり力をいれて締め付ける必要はありません。

 

2本の軸を、「平結び(ムカデ結び)」で編んでいきます。

平結びの詳しい結び方はコチラをご覧ください。
⇒ マクラメ(編み込み)アクセサリーの基本「平結び(むかで結び)」の結び方をマスターしよう!

 

締め付けすぎはスライドの妨げになってしまいますが、緩すぎても隙間が目立って見た目が悪くなってしまうことがあります。

多少きつくても問題ないでしょう。

一番確実なのは、少し編んだらちゃんとスライドするか確かめながら編んでいくのがオススメです。

 

ここまで編んだらもう完成も近いです。

って、まだ少ししか編んでいないですよね!?

そう、スライド式の留め部分の作成ってとっても簡単なのが分かっていただけたはずです!

 

スライドタイプは、長さが自由に調節できるのが最大のメリットですが一つ注意があります。

画像のようにこれ以上縮まらないところが最小の腕周りの大きさとなります。

 

例えば、腕周りの実寸サイズが14cmだったとして、作ったブレスレットの最小サイズが16cmほどの大きさだった場合は、当然大きすぎてブカブカになってしまいますよね。

ブレスレットの大きさ自体を小さくしたい場合は、このスライドの編む長さを少なくすればある程度調整できます。

 

まあ、いくら調節できるからとはいえまずは自分の腕のサイズをしっかりと調べてから作ることですね。

あとは、実際に現物を腕に巻いて見るとすぐにイメージができますので、ちょくちょく腕に巻いてサイズを気にするようにしましょう。

 

あとは、6mm天然石を取り付けるだけです。

 

まずは、手が通る大きさに広げます。

広げずに取り付けると天然石で止まってしまって開かず取り付けることが出来ません(笑

 

また、広げすぎると取り付けた後に垂れ下がる部分がなが~くなってしまうので、ギリギリ手が通るくらいがいいでしょう。

 

ちなみに余談ですが、取り付ける天然石は別に1個じゃなくても2個や3個とお好みで構いません。

今回のものを作ってみた後に、色々をアレンジした姿が思い浮かんでくるでしょう。

 

まずは片方、そして残りの方と取り付けます。

 

天然石などのビーズを結ぶときは、ひと結びではなく二~三回グルッグルと穴に通して結ぶ「コイル結び」が望ましいです。

この結び方だと、結び目が大きいため強く引っ張ってもビーズが抜ける心配はありません。

 

コイル結びにすると結び目がこのように大きくなり、見た目も良い感じに!

 

あとは、余った紐を切って処理するだけです。

蝋引き紐はライターであぶって処理することが多いですが、私は「はんだごて」を使った方法をオススメしています。

 

「はんだごて」を使った蝋引き紐の処理方法はコチラをご覧ください。
⇒ 蝋引き(ロウビキ)紐の端末処理はライターより「はんだごて」が断然簡単で綺麗に仕上がる

 

本当にラスト、黄色い点線の部分を「切る」作業!

この部分は結び目のギリギリを切るのではなく、約1センチほど残して切るようにしたほうがいいでしょう。

 

この結び目をライターやはんだごてで熱して固めておくと、ほどけるリスクがなくなりますので、絶対にしておきましょう!

結び目を全体的にかる~く熱するだけで大丈夫です。

 

余った部分は、バラバラにするとお洒落感がアップ!?

 

とまあ、、、こんな感じで完成ですわ!!

「って、これ一体どうやって手首につければいいの!?」って声が聞こえてきそうなので、超ナイスな取り付け方を伝授します!

決して歯を使って取り付けようとしないでくださいね。。。

 

スライド式の超ナイスな取り付け方法

まずは手首にかけて片方のビーズを指でしっかりと押さえつけます※①参照

その状態で、もう一方のビーズを下方に引っ張ります※②参照

説明終わり。

 

この方法で、超カンタンに取り付けが出来ます。※本当です。

 

締め付けすぎると血が止まってしまうので、一旦締め付けたら後は楽なところまで自分で開いて調節します。

画像の手・・・血管浮き出てるし・・・

 

 

最後に

一度作れるようになると、今度は様々な素材を使ってアクセサリーを作りたくなったり、自分で考えたデザインのものを作りたくなったりするはずです。

どんな素材を使っても、またデザインのものであっても、留め部分はかなり重要な部分です。

 

留め部分というとあまりスポットが当たらない場所と思うかもしれませんが、スライド式の場合は紐が垂れ下がって取り付けたビーズ等がゆらゆらとお洒落を演出してくれます。

そのため、すごく拘り甲斐があるんですね。

 

こういった部分にも、他には無いデザインを取り入れてみるのも面白いですね。