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玉ねぎを食べ過ぎると体臭が臭く(強く)なる?原因と対策を知り毎日美味しく食べよう!

私はサラダでよく玉ねぎを結構な量を食べるのですが、知人から「玉ねぎを多く食べると体臭が臭く(強く)なるんだよ~」なんて言葉を聞きました。

確かにそんな話は聞いたことがあるような気がしていましたが、改めて聞くと玉ねぎ好きの私にとっては本当にそうなのか確かめておきたいところ。

玉ねぎと体臭の関係

玉ねぎを食べ過ぎると体臭が強くなるのは本当のようです。

では、玉ねぎの何の成分が体臭の原因になるのか気になりますよね?

 

玉ねぎを包丁で切ると涙が出るというのは誰もが知ることですが、あの涙が出て目も開けられなくなるようにさせる成分は「酸化アリル」というものです。

この酸化アリルは硫黄酸化物で、食べ過ぎると体臭が強くなる原因はコイツだったんです。

 

では、酸化アリルを摂取するとどのように体内に吸収されるかというと、胃で消化された後に酸化アリルは血中に取り込まれます。

血液は全身をめぐっていますから、当然ながら酸化アリルも全身をめぐることになります。

 

そしてこの酸化アリルが血中をめぐっている状態のときに汗をかくと、毛穴から出た汗に混ざって酸化アリルも放出されます。

これが臭いを発生させる原因なのです。

 

また、体臭だけではなく口臭や便臭も強くなり、大量に摂取すると消化不良を起こしオナラも臭くなる原因になるそうです。

出かける際は、大量摂取は避けたほうがいいですね。。。

 

酸化アリルの効能

酸化アリルは臭いの原因になるのは間違いないようですが、嬉しい健康効果があるのも事実です。

玉ねぎは体に良いとされている主な成分も、この酸化アリルを豊富に含むからなんですね。

 

では、酸化アリルはどのような健康効果をもたらしてくれるのかを紹介します。

有名な話では、「玉ねぎを食べると血液がサラサラになる!」というのを聞いたことがある方も多いと思います。

 

酸化アリルは、血中にできてしまった血栓を溶かす作用があります。

また、脂質を分解しコレステロールを下げる効果をもたらすことで、血液をサラサラにしてくれるだけではなく、血圧を下げる効果もあります。

 

私は、この血圧を下げるという部分に注目し、2週間たまねぎを生(サラダ)で食べ続けたことがあったのですが、驚くほど血圧が下がっていたという事実があります。

その効果が100%玉ねぎによるものかは分かりませんが、継続して摂取することで高血圧などの生活習慣病の予防や改善に役立つはずです。

 

その他にも、食欲増進や疲労回復の効果もあります。

 

酸化アリルを摂取しすぎると体臭がキツくなるという点は注意が必要ですが、これは摂取の仕方で解決できます。

では、どうすれば体臭を気にせずに効率よく摂取できるかを見ていきましょう!

 

酸化アリルの上手な摂取の仕方

まずは酸化アリルの性質から説明します。

酸化アリルを摂取して、血中に溶け込んで体臭の原因になるまでにかかる時間は約16時間ほどかかるそうです。

つまり、玉ねぎを食べた後、およそ16時間後に体臭となるんですね。

その体臭が完全に取れるまでは、なんと2週間ほど掛かるそうです(本当かよ・・・)

 

玉ねぎを切ったばかりだと、とても辛いですよね?

あれは、酸化アリルが強力だからなんです。

 

酸化アリルには弱点があり、熱や水に弱いという性質があります。

熱(加熱)にかければ、別の成分に変化し、水にさらせば、溶け出て行いってしまいます。

 

つまり、炒め物や汁物なんかに入っている玉ねぎには、酸化アリルはほとんど含まれないので摂取しても体臭を気にするに値しないんです。

しかしながら、酸化アリルがないので玉ねぎ本来の健康効果は期待できませんよね。

 

 

酸化アリルを上手く摂取するのであれは、やはり生(サラダ)で食べることです。

玉ねぎを切ったら、ボウルに入れ水にさらします。

 

かじって辛くない程度が丁度いいです。

大体、30分~1時間程度も水にさらしておけばOKです。

あまり長時間さらすと、酸化アリルがほとんど溶け出ていってしまうので注意!

 

水にさらして辛くない程度にまで調整することで、体臭をほとんど気にせずに摂取できるように対策ができます。

また、辛すぎると到底たべられたものではありませんよね。

 

ちなみに、毎日食べるのであれば1日1個までは大丈夫です。

白っぽい見た目の「新玉ねぎ」なんかは、水にさらさずともサラダ美味しく食べられるので、新玉ねぎが出回る時期(春頃)は積極的に食べたい野菜です。