4月の誕生石はダイヤモンドで広く知られています。
ダイヤモンドは「永遠の輝き」なんてキャッチフレーズでもお馴染みで、世界一硬く、貴重な鉱物です。
何か特別な時に渡すジュエリーには、必ずといっていいほどダイヤが使われているものをプレゼントしたりしますよね。
また、4月の誕生石でもあるので、4月生まれの方は自分の誕生石を身につけたいと思う方も多いですよね。
誕生石を調べて、「うわ・・・ダイヤじゃん。嬉しいけど、高ッ・・・」と思われる方も多いかも!?
まあダイヤモンドと一言でいっても、いろんなジュエリーのものがあるし、小さいものなら比較的安く買える場合もあります。
そんな中、ハーキマーダイヤという存在に気づく方もいます。
これは、アクセサリーとかじゃなく、基本的には置物とかで利用するクラスターポイントという形状で販売されていることがほとんどです。
4月になって、「ハーキマーダイヤはダイヤなんですか?」という質問をいただくようになったので、ここではハーキマーダイヤについて説明していこうと思います。
ハーキマーダイヤはダイヤとは別物でございます
タイトルにもあるようにハーキマーダイヤとは、あるクリスタル(水晶)に付けられた名前なんですね。
画像のものがクラスターポイントと呼ばれるもので、ハーキマーダイヤは両端が牙のように尖(とが)っているという特徴で人気のことから、大抵はクラスターポイントで出回っています。
現在では、完全な丸ビーズでも販売されているようですが、ハーキマーダイヤはとても光沢のある鉱物なので、この性質を生かしたダイヤカットなど、不規則にカットを入れているようなものの方が圧倒的に綺麗なんです。
上記でこの鉱物はクリスタル(水晶)だと書きましたが、なぜ水晶にダイヤなんて名前で呼ばれているのか不思議ですよね。
もしかしたら、水晶の中に微量のダイヤモンドが内包されているのではないかと期待してしまいそうですが、残念ながらそれはないんです。
実は、このハーキマーダイヤの「ハーキマー」とは、この石の産出地であるハーキマー鉱山(アメリカのニューヨークにある)に由来しています。
ここで取れる水晶は、ビックリするくらい美しい光沢があるんですね。
こんなに美しい水晶はハーキマー鉱山以外からは産出されるのが確認されていません。
それがダイヤモンドのもつ「ダイヤモンド光沢のようだ!」ということで、ハーキマーダイヤモンドと名づけられた、いわばブランド名みたいなものですね。
つまり、偶然にも両端が尖っていて見た目がほぼ同じであっても、ハーキマー鉱山から産出されるもの以外は「水晶ポイント」と称されるのが正しく、どんな形状であってもハーキマー鉱山で産出され、尚且つ美しい光沢があるものは全て「ハーキマーダイヤモンド」ということです。
4月の誕生石が欲しくてダイヤを探していたら、ハーキマーダイヤの存在を知った。
それがダイヤとま全く違う鉱物のクリスタル(水晶)だと知る。
でも、実は水晶も4月の誕生石でした。。。というオチでした。
関連記事
ハーキマーダイヤモンドについてさらに詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
⇒ ハーキマーダイヤモンド|パワーストーン・天然石の意味辞典
クリスタル(水晶)についてさらに詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
⇒ クリスタル(水晶)|パワーストーン・天然石の意味辞典