アンモライトとは、カナダのアルバータ州のみで産出されるアンモナイトが虹色の輝きを見せるもののみを指します。
アンモナイトといえば小さいことろに理科の教科書などで見た方も多いのではないでしょうか。
パワーストーンではビーズとしてでは無く、アンモライトの美しい輝きを最大限に見せるため平べったくしたルースとしてペンダントのトップ部分に使用されたり、原石そのままを置物として楽しむなどコレクターからは非常に人気の硬いものとなっています。
このページではアンモライトについて詳しく説明していきます。
アンモライトについて
アンモナイトという名前は聞いたことも本などで見たことがあるという方も多いはずです。
パワーストーンとして紹介されるアンモナイトですが、かつて地球上に存在した生き物であることもご存知ですよね!
アンモナイトは遥か太古の時代である2億年前のジュラ紀から地球上に生息していたといわれています。
この時代で有名なのは誰もが知る恐竜も挙げられます。
恐竜と同じ時代に最も栄えた生物であると考えられ、ぱったりと姿を消したのも6,500万年前の恐竜が絶滅した時期と同じだといわれています。
アンモナイトの化石は世界中の多くの地域で発掘されています。
このことからも、現在の人間のように地球規模で繁栄を遂げた生物であっただろうと思われます。
世界中で発掘されることで知られるアンモナイトの化石ですが、カナダのアルバータ州で発掘される化石は他の産出地ちは絶対的に見ることのできない美しい虹色の輝きがあります。
この虹色に輝くアンモナイトこそが「アンモライト」と称されます。
アンモライトの様に幻想的な色彩が見られるパワーストーンでは、オパールやラブラドライトなんかが有名ですが、このアンモライトの輝きはどこか宝石質のオパールに似たような輝きを表すものが多い魅力的なカラーをしています。
アンモナイトは硬度がとても低くもろい為、様々な加工がされています。
天然のアンモナイトをそのまま磨いてジュエリーにしたものは”ソリッド・タイプ”と呼ばれどの角度から見ても美しい虹色の輝きが見ることができ、貴重で珍しいタイプといえます。
通常は、”タブレット・タイプ”といって強度の高いものをアンモライトの下に敷き硬度を補う場合がほとんどです。
そのことから、原石そのままで使用しているソリッドタイプは余程条件のよい部分でしか利用できないのです。
また、乾燥してひび割れを防ぐために特殊な樹脂を浸透させる場合があります。
樹脂浸透加工は強度を補う効果もあり、石の艶(つや)が出たりするので特定の鉱物には欠かせません。
魅力的なレインボーの輝きを持つパワーストーンをお探しなら、アンモライトをチェックしてみると良いでしょう。
アンモナイト原石の形状の関係でビーズ状に研磨したものはありませんが、ペンダントや置物として魅力的なものが多く流通しています。
アンモライトの意味・歴史
アンモライトの石言葉
- 富
- 金運
- 幸運
- 自己表現
アンモライトの歴史・伝説
2億年以上も昔のジュラ紀から1億年以上も栄えたアンモナイトが化石になり、現代のジュエリーとして再び”復活”させたアンモライト。
巻貝のような化石が多く発見されており、オウムガイに似たような姿が特徴的です。
事実、このアンモナイトが進化した生物がオウムガイといわれています。
世界各国で発掘されるアンモナイトの中でもカナダのアルバータ南部のものだけ唯一、虹色の輝きが見られます。
この不思議な色彩を見せるアンモナイトは、現在では宝石関係の有名な資格でも知られるグラジュエイト・ジェモロジストの論文に発表され、宝石のスペシャリストたちからも多くの注目を集めました。
1981年に正式にレインボーの輝きを持つアンモナイトを「アンモライト」という一つの宝石に位置づけたのです。
この虹色に輝く成分は、黄色いパワーストーンで知られるアラゴナイトによるものと判明しました。
長い年月を経て化石になり、その表面にアラゴナイトが付着することでレインボー色に光り輝くのです。
最高級品質のオパールみたいな輝きを見せてくれるアンモライトは、現代に蘇った奇跡の宝石といわれています。
アンモライトによるヒーリング効果やエネルギー
- 富や財運、金運のお守りとして最適
- 幸運を呼び込む
- 表現力や発想力を高める
アンモライトはこんな方におすすめ!
アンモライトは、金運や財運を高める縁起のよいパワーストーンとして知られます。
気の流れの循環を良くし、良いエネルギーを運んでくれるといわれているパワーストーンでもあるので、ペンダントとして身につけたり、置物として部屋や玄関など”入り口”におくと良い気が舞い込んでくるといわれます。
アンモライトは、他には無いようなレインボーカラーがはっきりと現れた色彩をしているので、ファッションアクセサリーとしてもお洒落に身につけることができますし、置物も見事なくらい綺麗な姿が注目を集めることでしょう。
アンモライトの浄化・お手入れ方法
クラスター
さざれ石 |
太陽光
(日光浴) |
月光
(月光浴) |
塩 | 水 | セージ |
○ | × | ○ | × | × | ○ |
紫外線、塩、水は品質の低下を招く恐れがあります。
日光浴や塩を使った浄化、水浴は避けたほうが無難です。
クラスターやさざれ石での浄化をお勧めします。
太古の昔に実際に生きていた化石なので、満月の夜は月光浴で月の光に当ててあげるのもいいかもしれませんね!
高度がとても低くもろいパワーストーンなので、衝撃には十分な注意が必要です。
アンモライトの鉱物データ
英名 | ammolite(アンモライト) |
和名 |
– |
主な産出地 |
カナダ |
主な色彩 |
赤色、黄色、橙色、桃色、緑色、青色、紫色など |
モース硬度 | 4.5前後 |
比重 | 2.60~2.80 |
光の屈折率 | 2.50以上 |
組成・構成 |
アンモナイトの化石に、CaCO3(アラゴナイト) |
結晶系 | – |
へき開性 | – |
アンモライトとの効果的な組み合わせ
アンモライトを使用した効果的な組み合わせ一覧表です。
アンモライト + ペリドット |