高貴な紫色が特徴なアメジストは、誰もが1度は聞いたことがある名前ではないでしょうか。
2月の誕生石としても有名で、自分で身につけるアクセサリーとして、また大切な人へのプレゼントにアメジストは人々に愛され続けています。
実は、アクセサリーとして身につけられる紫色で透明度抜群の天然のパワーストーンはアメジストくらいしかないというくらい珍しいのです!
他に紫色で有名な石といえばスギライトやチャロアイトなどがありますが、この2つは世界3大ヒーリングストーンに指定されるくらいのパワーストーンでレア度が高くとても高価です。
その点、アメジストならグレードにもよりますが比較的安価で高品質のものが手に入るのでファッションの一部にアメジストのアクセサリーを身につけるなどして存分に楽しむことができます。
このページではアメジストについて詳しく説明していきます。
アメジストについて
情熱の赤と冷静の青が織り成す神秘的な色、紫というイメージが強いパワーストーンですね。
水晶が属するクォーツファミリーの一種で、紫色のものをアメジストと呼びます。
つまり、もとの石は水晶と全く同じ石で「透明なものは水晶」「紫色のものはアメジスト」というような感じです。
他にも「黄色いシトリン」「ピンクのローズクォーツ」などが有名です。
実は、よく目にする紫以外に出回っている有名なカラーがありますので、分かりやすいように表にしてみました。
アメジストのカラー別一覧表
このように、様々なアメジストがありますのでお好みに合わせて選ぶといいでしょう。
バリエーションが沢山あると選ぶ楽しさが増えて見ているだけでもなんだか楽しい気分にさせてくれます。
なぜこんなに沢山のバリエーションがあるかといいますと、アメジストは原石の部分によってカラーの強弱が激しいからです。
アメジストといえば「紫」ですよね。
このアメジストという鉱物は、色彩の強弱、つまり紫の発色が濃い薄いの差が結構激しいのです。
上記のアメジストは非常に濃い紫の発色をしたものです。
「ディープカラー(アメジスト)」や「ダークカラー(アメジスト)」などと呼ばれることもあります。
非常に濃い紫のアメジストは、光が当たらない場所や、夜間では黒っぽく見えますが、明るい場所で光が差込む場所では上記のように美しい紫が見られます。
とにかく濃い紫がお好きな方は上記のような色彩のアメジストを選ぶとよいでしょう。
こちらのアメジストは、明るい紫の発色をしたアメジストです。
このくらいの色彩であれば「ライトカラー(アメジスト)」と呼ばれることが多いはずです。
ただ、似たような色彩で「ラベンダーアメジスト」や「ピンクアメジスト」があり、これらは判断に迷うことがしばしばあります。
このことから、明るい紫のアメジストが欲しいという方は、「ライトカラーアメジスト」「ラベンダーアメジスト」「ピンクアメジスト」の中から探してみるといいでしょう。
アメジストの驚異的な性質
このアメジストのすごいところが、加熱加工をすることで色が変わるということです。
アメトリンというアメジストとシトリンの2つのパワーストーンが1つの石に合わさったものがあるのをご存知でしょうか。
アメジストは、加熱すると黄色やグリーンなどに変化します。
この性質からこのアメトリンというパワーストーンが存在しているんですね。
そこで気になるのが黄色いシトリンの存在です。
アメジストを加熱して黄色になると記述しましたが、実は天然のシトリンとは元々はアメジストで地熱などね熱せられて黄色に変色したものだったんです。
市場に出回っているシトリンのほとんどは、アメジストを加熱処理して黄色に変色させたものとなっています。
シトリンについての詳しい記事はこちらをご覧ください。
⇒ シトリン|パワーストーン天然石の意味辞典
このアメジストの紫色はとてもデリケートで紫外線に弱く、で直射日光に長時間当てたまま放置しておくと退色してしまいます。
ここでも不思議な話なのですが、普段見慣れているアメジストの紫色。
この紫色の発色原因は、長年謎のままで専門家や科学者のような人の間では「どうして紫色の水晶が存在するのか?」といわれてきました。
私もそうですが、専門知識のない人が聞いても完全に「???」と、全く理解できないようなレベルの話ですよね。
紫色の発色になる物質が入ってるんじゃない?と思うかも知れませんが、実はそうではないようです。
この紫色の発色原因が分かったのはつい最近のことで、放射能鉱物の影響によるそうです。
放射能と聞くと恐ろしいイメージがあると思いますが、影響を受けた結果による発色であって、アメジスト自体には放射能を発生するというようなことはありません。
アメジストの意味・歴史
アメジストの石言葉
- 真実の愛
- インスピレーション
- 冷静
- 調和
アメジストの歴史・伝説
アメジストという名前の由来は、ギリシア語で「amethystos」から来ており、酒に酔わないという意味があります。
お酒を飲んで酔っ払うというような酔いというよりは、何か間違ったことに味を占め人生が悪い方向へいかないように(酔わないよう)という願いを込め、アメジストで作った杯でお酒を楽しんでいたそうです。
この話はギリシア神話の月の女神の女官「アメジスト」がモデルになっています。
酒に酔っていたお酒の神であるバッカスが、なにを思ったのか猛獣に人を襲わせようとしました。
そして出会った人がなんと月の女神の女官であるアメジストだったのです。
猛獣がアメジストに襲いかかっり、間一髪のところで月の女神が女官のアメジストを水晶に変えたのです。
バッカスは酔いからさめ、反省してその水晶にぶどう酒を注ぎました。
すると、その水晶は紫色に変わりアメジストになったという話です。
紫色の宝石として世界中で有名なアメジストは、2月の誕生石に指定される鉱物となっています。
アメジストによるヒーリング効果やエネルギー
- 真実の愛を引き寄せる
- インスピレーションを授ける
- 精神面を安定させる
アメジストはこんな方におすすめ!
アメジストは真実の愛を引き寄せる恋愛ストーンとして有名です。
紫という色は赤と青が混ざり合った色ですが、赤のパワーであるつよい情熱が恋愛面でも良いパートナーにめぐり合わせてくれるきっかけとなるようです。
そして青のパワーである冷静さが高ぶった感情を抑え、めぐり合ったパートナーと最高の関係を築き上げるようサポートしてくれるといいます。
恋愛成就のお守りとしてアメジストははずせない存在となりそうですね。
まさに情熱の赤と冷静の青が混ざり合ったパワーストーンです。
この紫色の石にはインスピレーションを持ち主に授けるパワーがあるといいます。
インスピレーションとはシックスセンス(第六感)と似て非なるもので、シックスセンスは誰もが持って生まれてきたものと考えられています。ゆえに誰もが備わっているので第六感と呼ぶのだそうです。
しかし、インスピレーションとはそういう「いきなり」「とつぜん」のひらめきのような物事を指します。想像もしていないようなナイスなアイディアをもたらしてくれるかも知れません。
また、高ぶった感情を抑えたり冷静さを与えてくれるアメジストは精神面の安定の効果も期待できるパワーストーンです。
2月の誕生石でも有名なので、自分の誕生石をお守りとして身につけるのもいいですし、なんといっても綺麗な紫色のパワーストーンは数少ないので、紫のアクセサリーをお探しの方にもアメジストはピッタリです!
アメジストの浄化・お手入れ方法
クラスター
さざれ石 |
太陽光
(日光浴) |
月光
(月光浴) |
塩 | 水 | セージ |
○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
太陽光による紫外線に弱い性質があります。
長時間、太陽光にさらしてしまうと退色の原因になりますので取り扱いには注意が必要です。
硬度は高いパワーストーンなので、安心してアクセサリーとして身につけることができるでしょう。
アメジストの鉱物データ
英名 | amethyst (アメジスト) |
和名 | 紫水晶 |
主な産出地 | ブラジルが最大の産出国 |
主な色彩 | 紫色 |
モース硬度 | 7 |
比重 | 2.65 |
光の屈折率 | 1.54~1.55 |
組成・構成 | SiO2 |
結晶系 | 六方晶系 |
へき開性 | なし |
その他 | 2月の誕生石 |
アメジストとの効果的な組み合わせ
アメジストを使用した効果的な組み合わせ一覧表です。
アメジスト + ラリマー |
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アメジスト + ラブラドライト 【進むべき道を見つける】 【迷いを消し去る】 |
「アメジスト」取り扱い商品一覧
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