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ギガ(バイト)の上に「テラ(バイト)」という単位があるがそのさらに上の単位って何があるのか

メガバイト(MB)やギバガイト(GB)って聞くと、パソコンのメモリーやハードディスクの容量に使われる単位として広く知られていますよね。

パソコンの性能を表した重要な部分でもありますので、基本的に大きな文字で書かれているので、パソコンを販売している場所に行くとすぐに目に入る文字のはずです。

 

現在では、ギガバイトの上の単位である「テラバイト(TB)」を装備したパソコンが普通に出回る時代になっています。

あまり聞きなれないテラバイトという単語も浸透してきています。

 

では、このテラバイトのさらに上の単位って存在するのか疑問に思いませんか?

実は、まだまだ存在していてテラの上に「ペタ」、「エクサ」、「ゼタ(ゼッタ)」、「ヨタ(ヨッタ)」と続きます。

 

ここでは、それらの単位についてのお話をしていきます。

キロバイト、メガバイト、メガバイトとは

キロバイト、メガバイト、ギガバイトを含め、上記で書いた単位はメモリーやハードディスクの容量の表すためのものとして使われる単位が「バイト」です。

メガバイトの下にキロバイトという単位がありますが、1000キロバイトで1メガバイトとなります。(1024キロバイト=1メガバイトと表す場合もあります)

そして、1000メガバイトで1ギガバイトという風に表されます。

 

ちなみに、1キロバイトは文字を書くだけの記憶容量としては全角500文字(半角のみだと1000文字)入る容量なので、文字を書くだけなら現在のハードディスクの容量は気にするに値しないことが分かりますよね。

容量をいっぱい使うものとしては、画像や特に動画です。

 

「重たい」とも表現しますが、動画をいっぱい保存するには大きな容量が必要となってきます。

今は音楽や動画など簡単にネットでダウンロードできる時代ですから、テラバイトの普及は現代のニーズに応えたものであるともいえます。

 

1950年代くらいは、5ギガバイトですら巨大な冷蔵庫2~3個分くらいの大きさが必要だったといわれていますが、現在では手のひらに乗るようなUSBカードや、カメラに差し込む薄っぺらいチップでも10ギガを超えたりしますよね。

それを考えると、本当に素晴らしい進歩です。

 

テラバイト(TB)

感の良いあなたは既にお気づきかと思いますが、1テラとは1000メガバイトのことを言います。

また、「10の12乗」や「2の40乗」とも表され、1,000,000,000,000(1兆)バイトにもなります。

 

テラバイトを一般向けに本格的に販売されたのは、2008年の終わり頃~2009年の初め頃にかけてです。

しかも、1万円以下の低価格で手に入れられるものがあったことから、当時はかなりの話題を呼びました。

現在では3テラバイトのものでも1万円を切る商品があります。

 

市場に出回っているものだと、5テラバイトくらいまでありますが、2020年までには20テラバイトの実現が可能だともいわれています。

 

ペタバイト(PB)

テラバイトの上の単位であるペタバイトは、1ペタバイト=1000テラバイトにもなる。

「10の15乗」、「2の50乗」とも表され、1,000,000,000,000,000(千兆バイト)という数字になります。

 

あまりにも大きすぎるため、想像も付きませんが1ペタバイトとはどれくらいの物なのかを説明すると、「今まで世界中で書かれた全ての文章に相当する量」なのだとか。

また、グーグルが1日で処理するデータ量が約1ペタだといわれています。

日本国内においては、インターネット通信料は60ペタ以上にもなるといわれています。

 

数年後にはテラの上であるペタバイトの大容量ドライブが市場に出回るとの予想もあるそうです。

テラバイトが浸透してきた今、次に注目されそうな単位用語かもしれませんね。

 

エクサバイト(EB)

ペタバイトの上の単位はエクサバイトです。

エクサバイトは1000ペタバイト=1エクサバイトで、これだけでも想像を絶する数値になることは分かりますよね(笑

 

「10の18乗」、「2の60乗」とも表されます。

驚くべきは、コレを数字化すると1,000,000,000,000,000,000(百京バイト)ということになります。

 

10年以上のインターネットの総量でも1ゼタバイトに満たなく、15年ほどのネット通信料で約1ゼタくらいになるといわれています。

 

また、驚くことに遺伝子とかのDNA1グラムには1ゼタバイトの情報量があるといわれています。

逆を言えば、DNAには1ゼタ分の記憶容量(データ保存機能)があるともいいとれるそうです。

 

実際にマイクロソフト社が「DNAメモリー」の開発に着手しているのです。

DNAメモリーは何千年と長期間保存可能で、既にDNAにデータを書き込むことにも成功しているとのことです。

 

凄いのか恐ろしいのか分からないレベルですね(汗

 

ゼタバイト/ゼッタバイト(ZB)

何を書いたらいいのか分からないレベルにまできました。

もうご存知の通り、ゼタバイトとは1000エクサバイトのことを言いますね。

 

「10の20乗」、「2の70乗」で表され、1,000,000,000,000,000,000,000バイト(十垓バイト)になります。

 

ゼタバイトは、世界中に散りばめられた無数の砂粒の数に匹敵するとも言われている。

 

ヨタバイト/ヨッタバイト(YB)

ゼタのさらに上がある。。。がこれが最後のヨタバイト!

公表?はされていませんが、実はヨタバイトの上にはさらに4~5個あるみたいですが、一般的にはヨタバイトが最後の単位となっています。

 

1ヨタバイト=1000ゼタバイトで、「10の24乗」、「2の80乗」と表されます。

バイトで表すと、1,000,000,000,000,000,000,000,000(一秭バイト)。

 

もう数字の桁も見たことも無いようなものが登場してしまっていますよね・・・

例えばの話ですが、1ヨタバイトを購入しようと思うと、それに掛かる費用は約9京円にも上るといわれる。

 

 

最後に

私自身、この単位について最近興味があったのでついつい調べたことを書いていきましたが、なんで気になったかというと鉱物で最近話題の「テラヘルツ鉱石」っていうのがあるんですね。

そのテラヘルツの「テラ」という言葉が、紛れも無くこの単位と一緒なんです。

そこで、テラの上にはなんていう単位があるのかなぁ~と思った次第であります。

 

そのテラヘルツ鉱石は、約1兆回振動する石であることからそうよばれているのですが、1テラバイト=1兆バイトで、この単位がデータ容量以外の「鉱物名」にも使われているから驚きです。

この先、ペタヘルツ鉱石とか本当に出てきそうな気もしてきます(笑

 

テラバイト以上にもなると、想像を絶する容量になるため、普通はこんな単位があるのか~程度のものと思っていいですね。

 

ちなみに、最後のほうに見慣れない数字の桁が出てきたので、参考までに桁数の位も載せておきます。

十、 百、 千、 万、 億、 兆、 京(けい)、 垓(がい)、 秭(じょ)、 穰(じょう) 、溝(こう)、 澗(かん)、 正(せい)、 載(さい)、 極(ごく)、 恒河沙(ごうがしゃ)、 阿僧祇(あそうぎ)、 那由他(なゆた)、 不可思議(ふかしぎ) 無量大数(むりょうたいすう)。これ以上の果てしない桁も多くある・・・

無量大数って桁だったんですね!

 

ちなみに無量大数は1の後ろに0(ゼロ)を68個くっ付ければ1無量大数になります。

暇があったらノートに書いてみてね!(笑