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数字の「9」のような勾玉(まがたま)のあの独特な形に込められた意味は?

天然石には様々な形状に加工された石が出回っています。

その中でも特に目を惹く形をしたものに「勾玉(まがたま)」があります。

 

パワーストーンアクセサリーとしても非常に人気があり、ストラップなどのお守りに利用されたりすることの多い石でもあります。

そして何よりもこの独特な形が人気を呼んでいるんですね。

 

ここでは勾玉についてのお話をさせて頂きます。

勾玉(まがたま)ってどんな石?

勾玉は、漫画などにも多く描かれていることがあるので実物を見たことが無い方でも既にご存知の方も多いかもしれません。

ですので、この独特な形を「勾玉」とは認識せずに、この形は見たことがあるというような感覚の方もおおいでしょう。

 

勾玉は数字の「9」の形があまりにも特徴的ですよね。

何かのお守りにくっ付いていたり、そのままお守りとして持ったりするほか、その可愛らしい形からアクセサリーとしても人気が高いものでもあります。

よくバッグなんかに勾玉のついた可愛らしいストラップをぶら下げているのを見かけたりします。

 

樹脂などで勾玉の形にしたものもありますが、多くは鉱物を加工したものですのでパワーストーン(天然石)を取り扱うショップで勾玉に力を入れているところでは色んな種類の勾玉が売られているはずです。

また、ヤフーやグーグルで「勾玉」と画像検索しても、多くのものが見れますので是非ご覧になってみてください。

 

 

勾玉(まがたま)の意味とは?

勾玉の歴史は古く、一番古いものでは縄文時代の遺跡から発見されたものだとされています。

その時代に作られたこの独特な形には何か特別な意味があったに違いありませんが、現在のところ様々な説があるだけで正確なことは分かっていません。

 

様々な説とは?

・人間の「胎児」の形にそっくりなことから、それに似せて作ったとする説

・動物の牙で作る「牙玉」をもとに、鉱物でこれに似せて作ったとする説

・「月の形」からきているという説

・太鼓によく描かれる「巴」からきているという説

・「魂の化身の姿」だと考えられて作られたという説

・壊れた装飾品を再利用したのがたまたまこの形だったという説

 

など、多くのことが言われています。

また、この時代ではこの形を見るだけで何かを証明するための意味があったのかもしれません。

 

日本では勾玉というと、三種の神器の一つに数えられています。

三種の神器とは三つの宝物のことを指し、「草那芸之大刀(くさなぎのたち)」、「八咫鏡(やたのかがみ)」、「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」で剣・鏡・玉のことです。

この玉にあたるのが「勾玉」ですね。

この三種の神器は歴代の天皇が継承する歴史あるものとして知られています。

 

 

勾玉の魅力

古墳から発掘された勾玉は水晶や、水晶グループに属するアゲート(瑪瑙/めのう)や翡翠(ひすい)で出来たものが多かったそうです。

古くから勾玉は、危険から身を守る「お守り」として利用されることが多かったそうです。

 

現在でも勾玉はお守りとして利用されることが多いですが、特徴的で可愛らしくもあるその形、そして今では種類の豊富さから「アクセサリー感覚で身につける」という方も非常に多いです。

大きい勾玉も魅力的ですが、ちっちゃくてぷっくりとした勾玉も可愛らしくていいですよ!

色々な天然石で作られた勾玉を集めてみるのもいいかもしれませんね。