ペトリファイドウッド(珪化木)｜パワーストーン・天然石の意味辞典

kirakirakoubou

9年前

パワーストーンといえば「鉱物」をイメージすることが多いですが、全部が全部「鉱物」ではないのです。
有名なものでは樹液が固まって化石化したアンバー(琥珀)があります。

今回ご紹介するペトリファイドウッドは、木が化石になったもので、厳密にいえばアンバーと同じ鉱物ではありません。

しかし、化石化することで鉱物に匹敵するほどの硬度を持ち、様々な装飾品として利用されます。
以下では、ペトリファイドウッドについて詳しく説明します。

ペトリファイドウッド(珪化木)について

ペトリファイドウッドとは、和名を「珪化木(けいかぼく)」といい、木にクォーツ(珪酸化鉱物)が浸透して化石化したものをいいます。

この化石が作られるのは、大昔の木々が寿命を迎えたり気象変動などで倒されそれが地中に埋まります。
地中には大量の珪素が存在していますが、珪素は通常は単体で存在できませんので酸素がくっついた珪酸(SiO2)として存在します。

実はこのSiO2とは水晶(クォーツ)と全く同じ成分なのです。

地中に埋もれた木々はこの成分を吸収します、長い年月をかけてゆっくりと化石化します。
長い時間をかけて化石化することで、見た目をそのままに保つことができており、一見すると木に見えますが、実は鉱物に匹敵するほどの「化石」となっているのです。

硬度が高い理由は、化石化はもちろんですがクォーツを吸収するというところにあります。
これを珪化(クォーツ化)といい、クォーツがその物質を完全に包み込むためかなりの硬度となるのです。

クォーツの硬度は7とかなり硬い物質なので、これを取り込んで珪化することで、どんなに柔らかいものであっても硬度7くらいの硬さになることだってあるのです。

ペトリファイドウッドは、もともとは柔らかい木々ですが、これが珪化し化石化することで相当な硬度を誇る「鉱物」であることが想像できるかと思います。
その硬度は硬度6～7にもなるのです。

遥か昔の木々が地中に埋もれ、時を越えて化石として私たちの前に再び姿を現すペトリファイドウッドは、気の遠くなるような地球の「時間」を凝縮したような存在にも思えます。

そんな時間の流れを感じさせてくれるペトリファイドウッドをアクセサリーとして身に付けるのもいいですよね！

市場に出回っているペトリファイドウッドは流通量が多く、比較的安価なものが多いです。
色彩も白や茶色、赤っぽいものや褐色、黄色いものまで様々なカラーが楽しめます。
元が木なので、どんな色合いでもシックな見た目が特徴的です。

ペトリファイド(petrified)とは「化石」のことをいい、ウッド(wood)とは木のことをいいます。
つまりペトリファイドウッドとは「木の化石」を指します。

現在発見されているペトリファイドウッドのような木の化石は、数千万年前から古いものでは2億年以上も前に生息していた木々が倒れて地中に埋もれ、それが珪化(クォーツ化)したものだといわれています。

長い年月をかけて化石化することで、その木の組織をそのまま残した綺麗な状態で化石となるのが特徴で、見た感じは現在生息している木と変わらないほど状態が良いほどです。
でも実はそれが数億年も前から地球上に存在していた可能性だってあると考えると、なんだか不思議な気分ですよね。

元は木々なので、様々な状態で発見される化石ですが、「木目」がより鮮明に残っているものが最高品質として扱われます。

遥か昔から地球上に存在していたペトリファイドウッドは、「地球の時間」をたっぷりと凝縮していることから、これを身に付けると多くの知恵や知識を授けてくれるといいます。

また、才能開花にも非常にいい影響のあるパワーストーンともいわれ、内に眠っている才能を呼び起こしたり、自分でも知りえなかった得意な分野を発見する手助けをしてくれるといいます。

色々なことを学びたい方に、ペトリファイドウッドはおすすめのパワーストーンといえるでしょう。

クラスターさざれ石	太陽光（日光浴）	月光（月光浴）	塩	水	セージ
○	○	○	△	△	○

全ての浄化に適していますが、元が木で出来た鉱物であることから水と塩での浄化は避けたほうがいいかもしれません。

珪化することでかなりの硬度となりますが、表面はキズが付きやすいので注意が必要です。