パパゴアイトとは、淡いブルー色~鮮やかな青色の鉱物で、水晶の中に入り込んだインクルージョン(内包物)として存在することの多いパワーストーンです。
無垢透明の水晶に鮮やかなブルーの発色をした原石やクラスターは、見ごたえがあり本当に美しい姿を楽しめます。
パパゴアイト自体とても貴重で珍しい鉱物のため、水晶の中に大量のパパゴナイトが入り込んだものはジュエリー以上の高価で取り引きされるレアストーンで、コレクターが生涯探し求める一品といっても過言ではありません。
ビーズとして出回ることは無いと思いますが、美しい置物の原石をお探しの方は是非パパゴアイトをチェックしてみてください。
このページでは、パパゴナイトについて詳しく説明していきます。
パパゴアイトについて
パパゴアイトは、どこか可愛らしい名前とは裏腹に非常に美しいブルーの発色を持つ鉱物です。
基本的には、単体で結晶を作ることはなく水晶の中にインクルージョン(内包物)として存在するものがほとんどです。
ですので、市場に出回っているパパゴアイトの商品のほぼ全てが原石やクラスターとなっています。
インクルージョンとして存在するものしかないほど、このパパゴアイトという鉱物は貴重なのです。
このパパゴアイトは透明度抜群の美しい水晶に入り込んだものほど価値あるものとされ、透明度の低いもの(例えば、瑪瑙(めのう)などの鉱物に入り込んだもの)は評価が下がります。
そのため、より美しいパパゴアイトの原石を求めて探し回るコレクターも多くいるのです。
パパゴアイトは、南アフリカ共和国にあるメッシーナ鉱山でのみ産出される希少な鉱物です。
しかしこの鉱山はすでに閉山し、現在出回っているもののみとされています。
このパパゴアイトと共生される鉱物でアホイト(アホー石)というものがあり、ターコイズのような鮮やかなブルーの発色を見せる超希少種で知られます。
この名前は、アホー地区に由来しパパゴアイトの中に結晶を作ったり、ガーデンクォーツのようインクルージョンとして存在します。
パパゴアイトとアホイトの両方が入り込んでいる水晶の原石は、大自然が作る究極の傑作と称されます。
このアホイトという鉱物はパパゴアイトと共生して産出されることがある為、アホー石/パパゴアイトという品名の原石を度々目にすることがあります。
また、水晶の中にヘマタイトの結晶が入り込んで全体的に赤っぽくなったものに鮮やかなブルーのパパゴアイトが見られる神秘的なものもあります。
鉱物の中でも特に珍しいパワーストーンなので、美しいパパゴアイトの原石を探してみるのも面白いですよ!
パパゴアイトの意味・歴史
パパゴアイトの石言葉
- 純粋
- 表現力
- 愛情
- 浄化
パパゴアイトの歴史・伝説
パパゴアイトは、南アフリカ共和国のメッシーナ鉱山でのみ産出される貴重な鉱物ですが、たの国の鉱山でもわずかに産出されたとの報告があります。
しかし、主要鉱山であるメッシーナ鉱山では産出されなくなり閉山してしまったため、幻の存在になりつつある水晶です。
パパゴアイトの流通が盛んだった頃は、2005年の終わり頃~2009年の初め頃がピークで、年々減少していきメッシーナ鉱山の閉山で一気に良質なものの流通が止まったという感じでしょうか。
今や、業者や個人が所有しているものを手放すことでしか超高品質のものが見られないかもしれない幻的な存在となり、水晶の中にほんのちょこっとだけしかパパゴアイトの結晶が見られないものでもかなりの高価で取引されます。
美しいパパゴアイトを手に入れる機会があれば是非ゲットしてくださいね!
また、既に所有している方は一生の”財産に”なるでしょう。
パパゴアイト効果やエネルギー
- 心身を浄化し純粋さを取り戻す
- 表現力を高め、コミュニケーション能力を向上させる
- 愛情をもって接する大切さを教えてくれる
パパゴアイトはこんな方におすすめ!
パパゴアイトは、とにかく純粋無垢なパワーで満ちているといいます。
子供の頃を思い出してみてください。
何にでも興味を持ち、冒険心があり、無邪気で何にでも真剣に取り組むような純粋な心を取り戻してくれるパワーを持つといいます。
何かに立ち止まってしまったり、迷いがある方は一度、子供の頃のような無邪気で純粋さを取り入れてみるといいかもしれませんね。
いつまでも純粋でいることの大切さをパパゴアイトは教えてくれるでしょう。
また、このパワーは表現力をや愛情を高めるのにもいい影響があるといいます。
何に対しても興味を持つということは、接する人々にも興味を持つことで愛情を注いだり、最高のコミュニケーションに役立つとされます。
パパゴアイトの浄化・お手入れ方法
クラスター
さざれ石 |
太陽光
(日光浴) |
月光
(月光浴) |
塩 | 水 | セージ |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
全ての浄化に適しています。
基本的に水晶の中にインクルージョンとして存在しているため、高度が高い鉱物です。
アクセサリーなどは安心して身につけることができるでしょう。
パパゴアイトの鉱物データ
英名 | papagoite(パパトアイト) |
和名 |
パパゴ石 |
主な産出地 |
南アフリカ共和国 |
主な色彩 |
透明(水晶)の中に青色 |
モース硬度 | パパゴアイトの硬度は5~5.5程度ですが、 水晶の中に存在しているため、基本的には 水晶の硬度である7と高めと考えてよいでしょう。 |
比重 | 3.25 |
光の屈折率 | 1.59~1.67 |
組成・構成 |
CaCuAlSi2O6(OH)3 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開性 | なし |
パパゴアイトとの効果的な組み合わせ
パパゴアイトを使用した効果的な組み合わせ一覧表です。
パパゴアイト+アマゾナイト |