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これからは「やることリスト」ではなく「やらないことリスト」で効率化を図る時代!?

何か大きな目標を達成するときに使用する「やることリスト」、いわゆる「ToDoリスト」ってやつですね。

ToDo(トゥードゥー)とは、英語で直訳すると「すること・やること」となり、これが転じて「するべきこと」という意味になったんだとか。。。

 

まあ、つまり明確な目標を設定して、それを逆算して何をするべきか(やるべきか)を事細かに書き記したのが「やることリスト」っていうわけですね。

確かに、目標達成するにはダラダラと過ごしていては達成できるわけもなく、時間だけがただ過ぎていってしまいますよね。

 

そんなときに「やることリスト」に、日々何をしないのかを書いておけば、おのずと「やらなければ!」という意識が芽生え、着実に目標達成に近づくはず・・・。

私も、この「やることリスト」を取り入れたこともありますし、今でもこういうった考えは必要だと思っております。

実際に、組織で動いている方々では決めたことを達成するために日々必死で働いているという方もいるはずです。

 

しかし、この「やることリスト」には大きな欠点もあるといいます。

では、その欠点とは何なのでしょうか?

「やることリスト」の欠点とは?

世界長者番付に名前があるような大富豪、つまり真の成功者は「やることリスト(ToDoリスト)」を使って目標設定をし、事細かに「やること」を書き記しているかといえば、全くそうではないようです。

実際、成功者は「やることリスト」について語る人は少なく、時間の効率性や生産性の向上などの情報を求める方が多い。

成功者ほど時間をどれだけ大切にしているかが伺えます。

 

でも、「やることをリストでまとめることで効率化できるのではないか?」と思うかもしれませんが、ある調査によると「やることリスト」に書き記した内容は40%以上は手を付けずに終わってしまう。

という、結果が報告されています。

 

この理由として、リストに書き記した物事一つ一つにかかる所要時間がはっきりしないことが大きな要因だといわれます。

数分や数時間で終わるものもあれば、何日もかけてやっと終わるというものだって存在するはずです。

もちろん例外なく発生する問題にも対処しなくてはいけませんからね。

 

そして、優先順序の区別、どれが重要なのかというのもはっきりしないもの問題点として上げっています。

どれが重要で、どこから手を付けなくてはいけないというのは実際に手を付けてから分かるものも多く、大きな問題が発生してしまえばそっち優先になって「やることリスト」に書き記した順序でやってられなくなる場合もあるでしょう。

手を付けては新しい問題が発生することは当たり前といえば当たり前なので、40%以上手付かずというのも頷けますね。

 

また、精神的な問題もあるといわれています。

それは、本来なら今日までに終わっていなければならないものが、まだ終わっていないというままでいると、プレッシャーや精神的疲れで快眠が出来なくなり、業務も「やらなきゃ!」に圧倒されてしまいがちです。

 

ただ、それでも「やることリスト」はどこでも採用され、これに沿って業務を進めるところもおおいです。

たとえ達成できなくても、それを達成しようと努力することで出せる結果というのは大きいですからね。

 

「やること」より「やらないこと」をリスト化する

やることをしっかり決めることで大きな成果がでることは事実です。

しかし、逆に「やらないこと」をはっきりと決めることでも大きな結果が出ることが実証されています。

 

大企業でも「やらないこと」をハッキリ決めることで、生産性生産性の向上に繋がるとうデータがあるんです。

まさに「NotToDoリスト」ですね!

 

やらないことを決めるメリットとしては、やることを決めるには達成しなければというプレッシャーがあるのに対し、やらないことを決めるだけなので決めやすい。

そしてみんなからの意見も貰い易いので、今の業務のどの部分に不満があったり、不必要だと思っているのかを見抜き、改善に繋げる効果も期待できます。

 

そして、やらないことを洗い出すことで、本当にやることが見出せるというわけです。

さらにその「本当にやること」の中から優先順序をつけていくといいでしょう。

 

手を付けて初めて見えてくる問題や課題にも、「やること」と「やらないこと」に分けて、リスト化していくと効率よく業務が進められるかもしれませんよ。