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インペリアルトパーズ|パワーストーン・天然石の意味辞典

インペリアルトパーズ

トパーズには多くのカラーバリエーションがあり、古くから世界中の人々を魅了してきた宝石でも有名。
パワーストーンでは、透き通るような水色の「ブルートパーズ」が圧倒的に多く出回る今日。

ではブルー色以外のものは無いのかというと、そんなことはなく黄色やオレンジ色のトパーズが人気を呼んでいます。
トパーズのうち、黄色やオレンジ色の発色をしているものを「インペリアル・トパーズ」といいます。

なんか、名前からして高級感たっぷりって感じですね!
ブルー色以外のトパーズをお探しの方はインペリアルトパーズはいかがでしょうか。

このページではインペリアルトパーズについて詳しく説明していきます。

 

インペリアルトパーズについて

インペリアルトパーズとは、黄色やオレンジ~赤み帯びた発色のトパーズに名づけられた名称です。
ちなみにトパーズは多くのカラーバリエーションが確認されている鉱物でもあり、基本的には何も不純物を含まないものは水晶のような無色透明で、成分により青や緑、ピンク、赤などの発色を見せます。

パワーストーンとしてビーズ状などに加工されたトパーズといえば「ブルートパーズ」が主流となっているので、他のカラーを見かけることはあまり無いかもしれません。

しかし、現在では多くのカラーのトパーズが出回るようになってきています。
その中でも人気のカラーが黄色やオレンジ色の「インペリアルトパーズ」です。

インペリアルトパーズのうち、特にオレンジ色の発色が濃いものはシェリー酒の色を例え「シェリーカラー」と呼ばれ、特に人気の高いものとなっています。
このシェリーカラーが多く産出されることで有名なのが、ブラジルのミナス・ジェライス州にある鉱山です。
ここから産出されるインペリアルトパーズは、非常に鮮やかで濃い発色のものが採れることで有名です。

ちなみに、インペリアルトパーズに非常に良く似たパワーストーンで「シトリン」があります。
かつては、トパーズとシトリンは同じ鉱物だと考えられていたため「シトリントパーズ」というネーミングが残っていますが、この二つの鉱物は全く別のものだということが分かっています。

実は、過去に一時的ではありますが、シトリンを「インペリアル・トパーズ」や「ゴールデン・トパーズ」、そして「シトリントパーズ」の名前で多く出回ったことがありました。
アメジストを加熱すると黄色に変化しシトリンになるのですが、このときに出回ったもののほとんどがアメジストをシトリンに変化させたものです。
シトリンとは水晶と同じ「クォーツ」に属する鉱物なので、トパーズとは全く組成が違うのです。

 

インペリアルトパーズの意味・歴史

インペリアルトパーズの石言葉

インペリアルトパーズの歴史・伝説

世界的に有名な鉱物であるトパーズですが、この名前の由来には2つの説が存在します。

まずひとつ目が、紅海にザバルガット島という島で、英名のセント・ジョーンズ島のなであまりにも有名な島です。。
この島はその昔、「トパジオス島」といわれ伝説の島といわれていました。
なぜ伝説とされていたかというと、かつては霧などの気象現象により発見が非常に難しいことで航海士の中では知られていました。
そのことから、この時代のエチオピアの人々から「探し求める」を意味する「トパージン」にちなんでトパジオス島という名前が付けられ、ここで採掘される石をトパーズ呼ぶようになったという説です。

ただ、ザバルガット島(セント・ジョーンズ島)は高品質のペリドットが産出され続けたことで有名で、トパーズが産出されたという話はありません。
古代ギリシア時代や古代ローマ時代の人々は、ペリドットをトパーズと呼んでいたという記録が残っています。

ふたつ目が、サンクリット語で火を指す「topaz(トパズ)」からこの名前が付けられたのではないかという説があります。

確かなことは、かつてはペリドットとトパーズは同等のものだと信じられていたということです。

日本名では、トパーズを黄玉(おうぎょく)といいます。
数多くカラーバリエーションを誇る鉱物なのに「黄」の文字が入っているなんて不思議ですよね。
おそらく、最初に発見されたトパーズは黄色やオレンジ色の発色の「インペリアル・トパーズ」だったのかもしれません。
または、既に多くのカラーがあることが知られていて、その中でも特に美しい姿のカラーを示していたのがこのカラーだったのかもしれません。
なんせインペリアル(最高や皇帝という意味)が付けられているんですからね。

現在でも世界中の人々から愛されている鉱物であり、11月の誕生石でも有名です。

インペリアルトパーズやエネルギー

インペリアルトパーズはこんな方におすすめ!

インペリアルトパーズは、必要なものを引き寄せる、又は見つけることができるパワーをもたらしてくれるといいます。
探しても探してもなかなか見つからないもの、それは人生における生涯のパートナーだったり、仕事を共にする最高の仲間かもしれません。
インペリアルトパーズは、最高の出会いを引き寄せるパワーストーンとなってくれるでしょう。

 

インペリアルトパーズの浄化・お手入れ方法

クラスター

さざれ石

太陽光

(日光浴)

月光

(月光浴)

セージ
×

 

紫外線に弱く、太陽光に長時間当てたままにしておくと退色や変色の恐れがあります。

硬度は高い鉱物ですが、宝石特有の「へき開性」を持ちます。
開性とは、ある方向から割れやすい性質のことをいい、この性質を持つ鉱物は硬度が高くても衝撃には注意しなくてはなりません。

 

インペリアルトパーズの鉱物データ

英名 imperial topaz(インペリアルトパーズ)
和名

黄玉(おうぎょく)

主な産出地

ブラジルなど

主な色彩

黄色、橙色、赤褐色

モース硬度 8
比重 3.50~3.57
光の屈折率 1.61~1.64
組成・構成 Al2(F、OH)2、SiO4
結晶系 斜方晶系
へき開性 一方向に完全
その他 11月の誕生石