秋といえば紅葉が一大イベントといってもいいくらい見もので、中でもイチョウの葉が真っ黄色に染まる姿は街中でも見られますよね。
イチョウの果実といえば銀杏(ぎんなん)ですが、銀杏は秋の味覚の代表格として扱われ、この季節に盛んに食べる人も多いでしょう。
小さい実で食べやすく、そして美味しい為についついイッパイ食べちゃいそうな銀杏ですが、実は食べすぎには要注意な食べ物なんだそうです。
秋の味覚「銀杏」は一度に大量食べるのは危険!?
どんなに体に良いといわれる食材でも、食べすぎは返って体に害ですよね。
銀杏は小さい実なので、ついつい食べすぎちゃう…というのがあるのかもしれませんが、実は銀杏の食べすぎが原因で過去に死亡例があるんだとか。
実際に、銀杏を食べすぎると死亡することがあるという医師もいるというから注意が必要なのは間違いないです。
では、いったい銀杏を食べすぎるとどんな症状がでるのでしょうか。
調べによると、初期症状は吐き気や頭痛が起こり、ひどい場合は痙攣(けいれん)が起こるといいます。
これは、ビタミンB6が不足したときに引き起こされる症状と全く同じなんだとか。
このような症状がでるのには理由があって、実は銀杏に含まれている成分はビタミンB6に非常によく似た成分があるのだそうです。
つまり、銀杏を一度に大量に摂取することで、体がビタミンB6がいっぱい入ってきたと勘違いしてしまい、それを体に取り込んでしまう。
しかし、それは本物のビタミンB6ではないため、本来の働きができないため吐き気や頭痛、けいれいといった症状が出るんだそうです。
じゃあ、何個食べたら危険なんだろうって疑問に思いますよね。
これはかなり個人差があるみたいで、そもそもビタミンB6と間違って上記の症状が起こるので、日ごろからビタミンB6をしっかり摂っている方はそんなに気にするものでもないそうです。
逆に言えば、ビタミンB6が欠乏している状態での銀杏の摂取は、少量でも危険な恐れがあるかもしれません。
調べてみると、中毒症状を起こした時に摂取した数は、
子供で最低7個から150個、大人で40個から300個とかなり差があるのが分かりますね。
ただ、子供の最低7個って別に食べすぎでは無い数字なので、なんだか子供に与えるのが怖くなってきちゃいますね(汗
ただ、この差から見るに日ごろからビタミンB6摂取をしっかりしていれば大丈夫でしょう。
もし食べているうちに具合が悪くなったら病院へ行って見てもらうという行動が大事です。
居酒屋でも定番メニューの銀杏は、食べすぎには確かに注意が必要ですが、疲労回復だったり高血圧を予防してくれる成分のある食材です。
食べすぎずほどほどに秋の食材、銀杏を満喫したいですね。