タイトルで、2月の誕生石は「アメジストだけじゃない」と書きましたが、パワーストーンには石自体は全く同じものでも、色彩が異なれば呼び名も変わるものが結構多く存在するんですね。
有名なものでは、アメジストを加熱処理して黄色くしたシトリンがあります。
※まだまだ沢山ありますが・・・ほんの一例として。
かつてトパーズと間違われたシトリンは、11月の誕生石に指定されていますが石自体は水晶に属する鉱物で、水晶も、アメジストも、シトリンも全く同じ組成からできているんです。
紫色の鉱物としてあまりにも有名なアメジストですが、実は他にもカラーバリエーションがあります。
それらは、アメジストという名前ではなく全く別の名前で流通していますので、まだあまり知られておりません。
ここでは、元はアメジストであるそれらの鉱物も2月の誕生石として紹介していきます。
2月の誕生石で、紫以外のカラーバリエーションが欲しいという方は必見です。
プラジオライト(グリーンアメジスト)
一般的に「プラジオライト」という名前で出回っているこの緑色のアメジストは宝石店でよく見かける石となっています。
そもそもプラジオライトとは正式名称でもなんでもなく、宝石名です。
パワーストーンではグリーンアメジストという名前でも出回っていますが、アメジストといえば紫色というイメージが強い鉱物ですので「緑色もあるんだ。。。」くらいにしか思われないかもしれません。
ただ、このグリーンアメジストは希少価値の高いものとされています。
市場に出回るグリーンアメジストのほとんどが紫色のアメジストを加熱したものとなります。
これは、シトリンと全く同じですよね。
ただし、グリーンアメジストの場合、ごくごく一部の鉱山で産出されるアメジストしか過熱しても緑色に変化しない希少種なんです。
とても不思議な現象ともいえますよね。
そういった鉱山では地熱などで熱せられた天然のグリーンアメジストが産出されることもあるようです。
透き通るような緑色が好きな方にはピッタリなパワーストーンですよ。
プラジオライト(グリーンアメジスト)についての詳しい記事はコチラをご覧ください。 ⇒ プラジオライト|パワーストーン・天然石の意味辞典
スコロライト
スコロライトは、通常のアメジストを数回に渡り加熱処理することで、このような色彩を作ることができます。
詳しい方にお聞きしたところ、大体は2回に分けて加熱処理するとのことです。
高温で熱処理すると黄色のシトリンへと変化しますが、数回に分けて過熱すると全く違った色彩になるんですね。
温度や加熱時間でも色彩の調整ができるのはアメジストの魅力ともいえましょう。
スコロライトも紫色であることに違いありませんが、通常の濃いアメジストとは随分かけ離れた紫色です。
また、色彩の薄いラベンダーアメジストがありますが、決定的な違いがあります。
それは、見る角度によって色彩が変化するところです。
これに近いパワーストーンでは「オブシディアンオパール」という人工石があります。
人工でしか再現できなかったオブシディアンオパールの神秘的カラーを、100%天然の石で再現したかのようなパワーストーンです。
スコロライトについての詳しい記事はコチラをご覧ください。 ⇒ スコロライト|パワーストーン・天然石の意味辞典
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