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ユークレース|パワーストーン・天然石の意味辞典

ユークレース

ユークレースは「サファイアブルー」と称されるほど青色が美しい鉱物で、地球上に存在する鉱物の中でも特に希少性の高い存在に位置づけられています。

ジュエリーとして出回ることがある鉱物ではありますが、美しい結晶はかなり希少性が高いゆえに、滅多に出会う機会がない代物でしょう。

パワーストーンでは、原石として出回ることがあるので、超希少なレアストーンの美しさを眺めてみるのもいいかもしれませんね。

このページでは、ユークレースについて詳しく説明していきます。

 

ユークレースについて

ユークレースは、主に青色~青緑色の発色が美しい鉱物です。
この発色はベリリウムを多く含むことに起因します。
そのことから、ユークレースはベリリウム珪酸塩鉱物と呼ばれます。

ユークレースの色彩は、元は無色透明で知られます。
青色系のものが多く見られますが、他にも緑色や紫色の色彩をしているものも確認されており、いずれも希少性が高いです。

このユークレースという鉱物は、エメラルドが属するベリルという鉱物とよく比較されることがあります。
ユークレースとベリルは成分が似ており、このベリルの結晶が変化してユークレースになったと考えられているのです。
また、市場に出回る宝石の価値もほぼ同じ価格で取引されるのも特徴です。

そしてユークレース最大の特徴は、簡単に割れてしまうということです。
これは、鉱物特有の「へき開性」がとても強いからです。
へき開とは、どんなに硬度が高くても、ある方向から衝撃を加えると簡単に割れてしまう性質のことです。
ダイヤモンドも、へき開性が強い鉱物で知られます。
衝撃に弱い代わりに、綺麗に加工することができるのもこの性質のおかげなのです。

ちなみに、ユークレースの硬度は7.5とジュエリーとして申し分ない硬さを誇ります。
しかし、硬い鉱物だからといってうかつにぶつけてしまうと、綺麗に真っ二つになるという事態が本当に起こる可能性大なのでご注意を!

 

ユークレースの意味・歴史

ユークレースの石言葉

ユークレースの歴史・伝説

ユークレースの名前の由来は、ギリシア語で「簡単に割れる」を意味する言葉から付けられたものです。
この名前を名づけたのはフランスの鉱物学者であったアウイ氏が1792年に命名したもので、この鉱物があまりにも割れやすいことから、その性質をそのまま名前にしたのでしょう。

この割れやすい性質は「へき開」といいますが、宝石であれば大抵は強かれ弱かれこの性質を持っているものが多いです。

ただ割れやすいとだけ聞くとマイナスのイメージしかないですが、へき開があるからこそ綺麗に加工できるメリットがあるのです。

しかし、このユークレースはあまりのへき開性の強さからカッティングが難しく、エメラルド同様に「宝石職人泣かせの石」ともいえる鉱物です。

ですので、本当に綺麗なユークレースは業界人ですら滅多にお目にかかれないほど希少性が高い存在なのです。

 

ユークレースやエネルギー

ユークレースはこんな方におすすめ!

ユークレースは、奇跡の出会いや運命の出会いを引き寄せるパワーストーンです。
人生においてかけがえのない存在に出会ったり、思いがけない物事を引き寄せたり気づかせてくれるようサポートしてくれるはずです。

そのことから、ユークレースは”今本当に必要な出会いや物事”を与えてくれるパワーストーンとなってくれるでしょう。

 

ユークレースの浄化・お手入れ方法

クラスター

さざれ石

太陽光

(日光浴)

月光

(月光浴)

セージ

ユークレースは、宝石としての希少価値が高すぎる故、浄化する場合はさざれ石などで簡単に済ませるようにしましょう。

硬度はとても高い鉱物ですが、とにかく割れやすい性質があります。
衝撃には十分に注意が必要です。

 

ユークレースの鉱物データ

英名 euclase(ユークレース)
和名

主な産出地

ブラジル、コロンビアなど

主な色彩

青色、青緑色、緑色、紫色など

モース硬度 7.5
比重 3.09~3.11
光の屈折率 1.65~1.67
組成・構成 BeAl(SiO4)(OH)
結晶系 単斜晶系
へき開性 明瞭