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デザートローズ(砂漠のバラ)|パワーストーン・天然石の意味辞典

デザートローズ

デザートローズは、世界中の砂漠で産出されるバラの花びらのような形をした不思議な鉱物です。

とても自然界に存在するものとは思えないほど完璧な「花びら」の形をしたものがいくつも存在するので、はじめてみる方は人工物だと思われるかもしれません。

ここでは、デザートローズについて詳しく説明していきます。

 

デザートローズについて

デザートローズは、砂漠地帯からのみ産出される不思議な鉱物として広く知られています。

不思議な鉱物といわれるのは、なぜここまで完全な「バラの花」の形に形成されるのかは分かっていないからです。

 

分かっていることとは、砂漠の地下から湧き出る水が「ミネラル分」を溶かして形成されるということです。

砂漠の湧き水、つまりオアシスのある場所、又はあった場所に形成されると考えられています。

驚くべきことは、この美しいバラの姿は全て自然現象により形成されるということです。

 

聞いたことが無い方も多い鉱物かもしれませんが、意外と知名度が高い存在で、あの有名な国民的ゲーム「ドラクエ」にも登場することでも有名です。

そもそもこのバラの花びらのような繊細なものが鉱物だと思わないかもしれませんね。

ですが、正真正銘の天然物で鉱物として扱われています。

 

デザートローズはとても硬度が低く(硬度2程度)簡単に手で握るだけでも壊すことができるくらいです。

薄い花びら状のものがいくつも重なりあって形成されているため、まず加工することは不可能といっていっていいでしょう。

 

そのため、市場に出回っているデザートローズは、世界中の砂漠地帯から産出されたそのままの姿を楽しむことができる鉱物なのです。

 

 

デザートローズの意味・歴史

デザートローズの石言葉

デザートローズの歴史・伝説

デザートローズという名前は、鉱物の正式名称ではありません。

この鉱物が砂漠地帯から産出されること、またバラの花びらにそっくりな姿をしていることから付けられた名前です。

 

デザートローズには大きく分けて2タイプのものが確認されています。

一つ目は石膏(ジプサムやセレナイトなど)を主成分としたもの、もう一つは重晶石(バライト)を主成分としたものです。

 

本来、これらの成分による結晶は無色透明のことが多いのですが、砂漠の細かい砂が混ざり合う影響などで透明度はありません。

また、産出される場所によっても色に違いがあるのが特徴です。

 

石膏を主成分とする「ジプサム・ローズ」はやや赤みを帯びた褐色をしており、重晶石を主成分とした「バライト・ローズ」は白っぽかったり、やや黄色み帯びている特徴があります。

また、砂漠の砂が混ざり合い全体的にザラザラ感があり、茶色いものまで存在するなどバリエーションは多いです。

 

花びら状でとても繊細で、もろく壊れやすい鉱物のため、アクセサリーなどへの加工は基本的に不可能なので、そのままの姿のデザートローズを部屋に飾ったりして楽しむと良いでしょう。

 

デザートローズのヒーリング効果やエネルギー

デザートローズはこんな方におすすめ!

 

デザートローズは、バラの花びらから連想させるよう「永遠の愛の象徴」であるといわれる鉱物です。

大切な人同士がペアで持つと、良き「愛のお守り」となってくれるといわれています。

 

また、知性をもたらすパワーがある鉱物ともいわれ、受験勉強や試験のお守りとして注目を集めているパワーストーンでもあります。

勉強机の上にデザートローズを乗せておくと、勉強に身が入っていいかもしれませんね。

 

デザートローズをインテリアの置物として、また勉強のお守りなどとして楽しむのもいいですね。

 

デザートローズの浄化・お手入れ方法

クラスター

さざれ石

太陽光

(日光浴)

月光

(月光浴)

セージ
× × ×

水に弱い性質があるので、水浴での浄化は避けるようにしましょう。

とても繊細な鉱物のため、浄化を行う場合は月光欲かさざれ石、クラスターを用いて行うのが無難です。

 

硬度がとても低く、壊れやすい鉱物です。
衝撃には十分な注意が必要です。

 

デザートローズの鉱物データ

英名 desert rose(デザートローズ)
和名

砂漠の薔薇(さばくのばら)

主な産出地

世界中の砂漠地帯

主な色彩

白色、黄色、赤褐色など

モース硬度 2程度
比重 4.30~4.60
光の屈折率
組成・構成

BaSO4

結晶系 単斜晶系
へき開性

なし