カンポ・デル・シエロ隕石｜パワーストーン・天然石の意味辞典

kirakirakoubou

9年前

カンポ・デル・シエロ

カンポ・デル・シエロは、アルゼンチンにて発見された鉄隕石です。

隕石といえば、パワーストーンでは「ギベオン」があまりにも有名で、このギベオンはあの有名なロレックスの時計にも使用されているほどです。

しかし、ギベオンは希少性の高いパワーストーンであるため非常に高価ですが、カンポ・デル・シエロは貴重な隕石にも関わらず、比較的安価で入手できます。

かつてこの地球上に無かったものが、宇宙より飛来し、それをアクセサリーとして身につけることができるなんて凄いことですよね。

ここでは、カンポ・デル・シエロについて詳しく説明していきます。

カンポ・デル・シエロ

カンポ・デル・シエロは鉄が全体の92.5%を占め、6.68%のニッケルを含み、0.4%とわずかなコバルトを含む鉄隕石として知られて、正確には「オクタヘドライト」に分類されます。

オクタヘドライトとは、ただ単に「鉄隕石」と呼ぶような、ごく一般的な鉄隕石のことを指す場合が多いですが、厳密にはニッケルの含有量が6%～14%を有する鉄隕石はすべてこのオクタヘドライトに分類されます。

ちなみに、ニッケルの含有量が6%以下であれば「ヘキサヘドライト」に分類され、14%以上であれば「アタクサイト」と分類されます。

一言で隕石といっても、多くの分類にわけられ、種類も豊富であることが分かりますね。

主にアルゼンチンから産出される隕石で、隕石が落ちたときの衝撃で作られるクレーターからは、多くのカンポ・デル・シエロが存在が確認されています。

また、飛来したときに作られたと思われる、「レグマグリプツ」という穴が無数あいていたり、くぼみが出来ていたりするのが特徴的です。

見た目はシルバーアクセサリーとして人気のあるようなデザインが魅力的です。

そのため、かなり人気のある隕石アクセサリーとなっています。

鉄隕石の中では比較的安価で流通しているカンポ・デル・シエロですが、これまでに発見された総量が100トンを超えるといわれています。

しかし、偽物も多く出回っているのも事実です。

カンポ・デル・シエロ自体の成分は地球上でもごく普通に存在する鉄やニッケルですから、それらを人工的加工すれば簡単に再現できてしまうでしょうし、判別のしようもありません。

カンポ・デル・シエロを購入するときは、できるだけ信頼できるショップで購入するよう心がけたいものです。

カンポ・デル・シエロはアルゼンチンの北部に位置する、チャコ州に落下した隕石が後にそう呼ばれるようになりました。

カンポ・デル・シエロで有名な話が、1576年に原住民が「空から鉄が落ちてきた」という伝説を残しているということです。

これを聞きつけたスペインの総監が、現地に調査隊を派遣したところ、実際に隕石が落下したとみられるクーレータを発見し、数個の隕石が確認されたといわれています。

このカンポ・デル・シエロという名前はスペイン語で「空に広がる草原」という意味を込めて名づけたそうです。

ですが、発見された鉄隕石を調べてみたところ、実際に落下したのは約4000万年以上は経過しているだろうという調査結果がでています。

その後、このクレーターの周りからは幾度と無く隕石が産出されてていましたが、1969年に地中から総重量がなんと3万kg以上の隕石の発見がありました。

貴重と思える隕石が大量に、しかも安価で出回るのはこのためでしょう。

現在でもカンポ・デル・シエロは世界中で人気のある存在となっています。

カンポ・デル・シエロは、無限に広がる宇宙を旅し、偶然にも地球にたどり着いた存在であることから、今まで知りもしなかった知識を授けてくれたり、足を踏み入れたことのない未知の領域に羽を広げる行動力をもたらしてくれるパワーストーンだといわれます。

自分に無い「無の存在」を様々な方向から色々なものを取り入れ新しい発見を次々と気付かさせてくれるカンポ・デル・シエロはまさに「無限の可能性」というものを教えてくれる存在そのもの。

新しいことにチャレンジしようとする方は是非、カンポ・デル・シエロをお守りとして身につけてみてください。

クラスターさざれ石	太陽光（日光浴）	月光（月光浴）	塩	水	セージ
○	○	○	×	×	○

鉄分で構成されたパワーストーンですので、水と塩は避けなくてはいけません。

濡れた場合、汗が付着した場合は、保管するときに手入れする必要があります。

油分を含んだ布で拭くと、錆防止にもなります。