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ブラックオパール|パワーストーン・天然石の意味辞典

ブラックオパール

オパールという宝石名を聞いたことがある方は非常に多いのではないでしょうか?

聞いたことがあるという方は、このオパールには多くの種類が存在することはご存知でしたか?

多くのカラーバリエーションだけではなく、石が多くの色彩の光を放つ七色の輝きの「遊色効果」があまりにも魅力的な鉱物です。

その遊色効果を見せるオパールとして代表的なのが「ブラックオパール」です。

このページでは、ブラックオパールについて詳しく説明していきます。

ブラックオパールについて

オパールには多くの種類が存在し、大きく分けて「コモンオパール」と「プレシャスオパール」の2種類に分けられます。

コモンオパールとは、七色の輝きを放つ遊色効果が見られないオパールのことをいい、パワーストーンで人気のあるものではピンクオパールが有名です。

一方のプレシャスオパールとは、遊色効果が見られるものを指します。
ブラックオパールは見事なほどの遊色効果を持つオパールで、このプレシャスオパールに属する鉱物になります。

オパールといえば、大抵は七色の輝きが美しい遊色効果がはっきりと映し出されている画像を目にすることが多いですが、実は全てのオパールが遊色効果を持つわけではなかったのです。

ですので、何が何でも美しい七色の光を放つオパールが欲しいという方は「プレシャスオパール」に分類されるものの中からお気に入りのものを探すことになります。

そのプレシャスオパールの中でも最も遊色効果が見られるオパールが「ブラックオパール」です。
地が暗い色彩であることから、さらに七色の輝きを引き立てているため、非常に美しい輝きが見られます。

ちなみに遊色効果は絶対的に七色の輝きを見せるわけではありません。
ものによっては2色や3色だけしか遊色効果が見られるものが無いものも多く存在します。

逆に7色全て見られるものは貴重で、特に赤色がはっきりと見られ、尚且つ七色揃った遊色効果を見せるブラックオパールは最高グレードに位置付けられます。

しかし、たとえ少しのカラーの遊色効果しか持たないブラックオパールでも、ため息が出てしまうほど美しい姿をしているのがこの石の最大の特徴です。

美しいルース状のものが多く出回っているので、お気に入りのものを一つ持っておきたいパワーストーンです。
綺麗なブラックオパールは見ているだけでも飽きませんよ。

 

ブラックオパールの意味・歴史

ブラックオパールの石言葉

ブラックオパールの歴史・伝説

ブラックオパールは、プレシャスオパールといって七色の輝きが見られる遊色効果が見られる種類に属します。

七色の輝きと書きましたが、実際に七色全て見られるブラックオパールは希少です。
特にオレンジや赤などの温暖色が多く入ったものは貴重な存在で、このうち赤色が入っているブラックオパールこそ最高位とされます。

このブラックオパールが最初に発見されたのは1873年だといわれています。
あまりの美しさに惹かれ、瞬く間に人気が出たのと同時に価値が急激に高まったため、1903年からブラックオパールの採掘が本格化しました。

ブラックオパールの産地で有名な場所でオーストラリアのニューサウスウェールズ州北部のライトニングリッジという町があり、最高品質のものは現在でもライトニングリッジ産のみです。

こんなに美しい姿をしているのになんで「ブラック」と呼ばれているのかむしろ不思議なくらい美しいです。
もしかしたら、最初に発見されたものが黒っぽいものだったのが由来しているのかなぁとか想像してしまいます。
実際に発見されてから本格的に産出作業が行われるまで30年の月日がたってからのことですから、最初に発見されたのは価値が無いに等しいものだったのかもしれませんね。

まぁそれは定かではないですが、もし現在発見されている美しいオパールが最初に発見されていたら主要産出地にちなんで「ライトニングオパール」なんてネーミングが付けられていたかもしれません。

現在では10月の誕生石に指定されるオパール。
誕生石の守護石として身につけたり、人にプレゼントするためのものとしても人気があります。

 

ブラックオパールやエネルギー

ブラックオパールはこんな方におすすめ!

ブラックオパールは「無限の可能性」を教えてくれるパワーストーンです。
進むべき道に迷ったり立ち止まったりしたときは、ブラックオパールの遊色効果を見つめてください。
多彩の色彩を見せてくれるように、決して道は一つではなく常に考えもしないところに活路があることを教えてくれるはずです。

考え方を柔軟にし、視野を広く持つことで目の前にあるチャンスを確実にものにすることもできるでしょう。

 

ブラックオパールの浄化・お手入れ方法

クラスター

さざれ石

太陽光

(日光浴)

月光

(月光浴)

セージ
× ×

オパールは本体の内部に微量の水分を含んでいます。
太陽光や塩にさらしてしまうと品質の低下につながりますので、日光浴と塩での浄化には適していません。

衝撃にも弱いパワーストーンなので、取り扱いには注意が必要です。

 

ブラックオパールの鉱物データ

英名 blackopal(ブラックオパール)
和名

黒蛋白石(くろたんぱくせき)

主な産出地

オーストラリアなど

主な色彩

多彩(遊色効果)

モース硬度 5.5~6.5
比重 1.90~2.20
光の屈折率 1.40~1.46
組成・構成 SiO2、nH2O
結晶系 三方晶系
六方晶系
へき開性 なし